抗凝固薬の選択~上部消化管出血とPPIの必要性(解説:西垣 和彦 氏)-985

提供元:臨床研究適正評価教育機構

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公開日:2018/12/31

本記事のコメンテーター

西垣 和彦( にしがき かずひこ ) 氏

岐阜市民病院第一内科部長

岐阜大学医学部客員臨床系医学教授

J-CLEAR評議員

“出血しない抗凝固薬はない”。もともと抗凝固薬自体に出血をさせる力はないが、一旦出血したら止血するのに時間がかかるために出血が大事をもたらすこととなる。そもそも出血傾向をもたらすことが抗凝固薬の主作用であるので至極自明なことではあるのだが、直接経口抗凝固薬(DOAC)だけでなくビタミンK依存性凝固因子の生合成阻害薬であるワルファリンを含めて、“凝固薬自体が出血を起こさせた”と理解している方がいかに多いこと…

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