閉経後乳がん術後内分泌療法の延長、5年vs.2年(解説:下村 昭彦 氏)-1436 提供元:臨床研究適正評価教育機構 ツイート 公開日:2021/09/14 企画協力J-CLEAR 本記事のコメンテーター 下村 昭彦( しもむら あきひこ ) 氏 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院 乳腺・腫瘍内科/がん総合内科 オリジナルのニュース 閉経後乳がん術後内分泌療法の延長、5年vs.2年/NEJM(2021/08/06掲載) 2021年7月末にABCSG-16(SALSA)試験の結果がNEJM誌に報告された。本試験は閉経後ホルモン受容体陽性乳がんを対象とし、5年の内分泌療法の後にアロマターゼ阻害薬であるアナストロゾールを5年追加する群と、2年追加する群にランダム化した試験である。主要評価項目はランダム化後2年時点で試験に参加継続していた集団における無病生存率(DFS)であり、ランダム化10年後において2年投与群で73.6%、5年投与群で73.9%(ハザード比… ログインしてコンテンツへ 新規会員登録はこちら 医師 薬剤師 医学生 その他 医療関係者 記事全文がお読みいただけるようになるほか、ポイントプログラムにもご参加いただけます。 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) 下村 昭彦先生の他のコメント 再発高リスクHR+/HER2-乳がんに対する術後ribociclib療法(解説:下村昭彦氏) (2024/04/10掲載) HER2陽性転移乳がん1次治療におけるpyrotinib(解説:下村昭彦氏) (2023/11/23掲載) HER2陽性進行乳がん2次治療におけるトラスツズマブ・デルクステカンがOSを延長(解説:下村昭彦氏) (2023/01/26掲載) TN乳がんの免疫チェックポイント阻害薬によるOS延長(解説:下村昭彦氏) (2022/10/03掲載) HER2+進行乳がん2次治療におけるトラスツズマブ・デルクステカン(解説:下村昭彦氏) (2022/04/26掲載) 閉経後HR+HER2-進行乳がんの1次治療におけるCDK4/6阻害剤のOSに対する意義(解説:下村昭彦氏) (2022/04/19掲載) 早期TN乳がん、術前PEM+化学療法と術後PEMでEFS改善(解説:下村昭彦氏) (2022/03/18掲載) 乳がんリスクの高い9遺伝子を同定(解説:下村昭彦氏)-1369 (2021/03/30掲載) トリプルネガティブ乳がん術前治療における免疫チェックポイント阻害剤併用(解説:下村昭彦氏)-1305 (2020/10/23掲載) 早期トリプルネガティブ乳がんに対するペムブロリズマブ+術前化学療法:pCR率が13.6%増加(解説:下村昭彦氏)-1209 (2020/04/07掲載) 乳がん発症ハイリスク閉経後女性に対するアナストロゾールによる化学予防(IBIS-II):5年内服後の予防効果は11年後も継続(解説:下村昭彦氏)-1189 (2020/02/20掲載) HER2陽性転移乳がんに対するカペシタビン+トラスツズマブに対するtucatinibの上乗せ(HER2CLIMB試験):無増悪生存期間においてプラセボと比較して有意に良好(7.8ヵ月vs.5.6ヵ月)(解説:下村 昭彦 氏)-1185 (2020/02/11掲載) トラスツズマブ エムタンシン既治療のHER2陽性転移乳がんに対するtrastuzumab deruxtecan(DESTINY-Breast01):単アームの第II相試験で奏効率は60.9%(解説:下村 昭彦 氏)-1184 (2020/02/10掲載) その他の解説記事をみる J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)とは J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)は、臨床研究を適正に評価するために、必要な啓発・教育活動を行い、わが国の臨床研究の健全な発展に寄与することを目指しています。 本企画では、J-CLEARの活動の一環として、CareNet.comで報道された海外医学ニュース「ジャーナル四天王」に対し、臨床研究の適正な解釈を発信します。 詳しくはこちら このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 60歳以上へのRSVワクチン、承認後初のシーズンの有効性/Lancet(2024/11/01) 異常降雨が全死亡リスクと関連、心血管・呼吸器疾患死亡も/BMJ(2024/11/01) 糖尿病、脳卒中合併高血圧でも積極的降圧が有効―とはいうが、COVID-19ロックダウン下の中国で大規模臨床試験を強行したことに驚き(解説:桑島巌氏)(2024/11/01) 薬物乱用頭痛に対する薬物療法の比較〜ネットワークメタ解析(2024/11/01) 骨髄線維症に10年ぶりの新薬、貧血改善が特徴/GSK(2024/11/01) お茶やベリー類など、フラボノイド摂取が認知症リスクを低下(2024/11/01) 重症の新型コロナ感染者の心臓リスクは心疾患既往者のリスクと同程度(2024/11/01) 救急外来でのChatGPTの活用は時期尚早(2024/11/01) 幸福感が脳卒中や心筋梗塞からあなたを守る(2024/11/01) [ あわせて読みたい ] 総合内科専門医試験オールスターレクチャー 血液(2021/04/20) 脳血管内治療STANDARD(2020/12/10) Dr.岡の感染症プラチナレクチャー 医療関連感染症編(2020/02/10) 消化器がん特集(2018/06/21) 肺がん治療、患者と医療者の“スキマ”とは? 第15回【肺がんインタビュー】(2018/05/09) 肺がん特集まとめインデックス(2017/06/20)
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