レボチロキシンの静注投与は不安定な脳死患者の心臓提供率を向上させるか?(解説:小野 稔 氏)-1774 提供元:臨床研究適正評価教育機構 ツイート 公開日:2024/01/12 企画協力J-CLEAR 本記事のコメンテーター 小野 稔( おの みのる ) 氏 東京大学医学部附属病院 心臓外科 教授 オリジナルのニュース 脳死ドナーへのレボチロキシン投与、心臓移植後の生着率や安全性は?/NEJM(2023/12/07掲載) 脳死による脳圧亢進が起こると、カテコラミンをはじめとしたさまざまなメディエータが放出されることが知られている。脳死後によく遭遇する不安定な血行動態や心機能の障害に甲状腺ホルモンを主体とした神経内分泌障害が寄与しているという理論があり、それを予防あるいは改善する目的で欧米では古くから経験的に脳死ドナーの前処置として甲状腺ホルモンが投与されてきた。補充療法の妥当性についてはいくつかの大規模な観察研究… ログインしてコンテンツへ 新規会員登録はこちら 医師 薬剤師 医学生 その他 医療関係者 記事全文がお読みいただけるようになるほか、ポイントプログラムにもご参加いただけます。 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) 小野 稔先生の他のコメント 低温持続灌流はドナー心臓の虚血時間を安全に延長できる(解説:小野稔氏) (2024/11/27掲載) 成人心臓移植待機患者の移植到達前死亡を予測するリスクスコアの開発と検証(解説:小野稔氏) (2024/03/26掲載) J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)とは J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)は、臨床研究を適正に評価するために、必要な啓発・教育活動を行い、わが国の臨床研究の健全な発展に寄与することを目指しています。 本企画では、J-CLEARの活動の一環として、CareNet.comで報道された海外医学ニュース「ジャーナル四天王」に対し、臨床研究の適正な解釈を発信します。 詳しくはこちら このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 新素材PICC、デバイス不具合を改善するか/NEJM(2025/01/21) 身近な血圧計から心房細動の早期発見に寄与する新システム発表/オムロン(2025/01/21) 緑茶に認知症予防効果?~65歳以上の日本人約9千人の脳を解析(2025/01/21) グルタミン酸調整薬evenamideは治療抵抗性統合失調症の新たな選択肢となるのか〜国際第III相臨床試験(2025/01/21) 人工甘味料の摂取は非健康的な食生活と関連(2025/01/21) 16歳超55歳未満の男性は入院中にAKIリスクが上昇(2025/01/21) 自傷行為に関する誤った認識が少なくない(2025/01/21) [ あわせて読みたい ] Dr.大塚の人生相談(2024/02/26) IBD(炎症性腸疾患)特集(2023/09/01) 旬をグルメしながらCVIT誌のインパクトファクター獲得を祝福する【Dr.中川の「論文・見聞・いい気分」】第63回(2023/08/29) エキスパートが教える痛み診療のコツ(2018/10/11) 医療者向け『学校がん教育.com』(2022/12/01) アトピー性皮膚炎・乾癬特集まとめインデックス(2022/11/11) アトピー性皮膚炎・乾癬特集まとめインデックス(2022/11/11) 診療所売買に関心がある方に!マンガ連載をまとめた冊子プレゼント【ひつじ・ヤギ先生と学ぶ 医業承継キソの基礎 】第43回(2022/10/17) 今考える肺がん治療(2022/08/24) あなたにとって、開業の「成功」「失敗」とは?【ひつじ・ヤギ先生と学ぶ 医業承継キソの基礎 】第42回(2022/08/09)