小児・青年期の肥満の有病率は上昇傾向で今後も増加が予想される。対策が急務だが、経済発展の背景にある格差拡大が問題ではないか(解説:名郷 直樹 氏)-1938 提供元:臨床研究適正評価教育機構 ツイート 公開日:2025/03/18 企画協力J-CLEAR 本記事のコメンテーター 名郷 直樹( なごう なおき ) 氏 武蔵国分寺公園クリニック 名誉院長 J-CLEAR理事 オリジナルのニュース 5~24歳の肥満者数、この30年で3倍に/Lancet(2025/03/14掲載) 180ヵ国の5~24歳の小児・青年期の男女を対象として、1990年から2021年にかけての過体重、肥満の有病率データから、2022年から2050年にわたる過体重、肥満の有病率を予想した論文である。いずれの年代、いずれの地域においても、1990年から2021年までの過体重、肥満の有病率が上昇している。南北アメリカ、ヨーロッパで有病率が高く、アジア、アフリカでは有病率は前者ほど高くはないが、高い増加率が認められる。実際の数字を見… ログインしてコンテンツへ 新規会員登録はこちら 医師 薬剤師 医学生 その他 医療関係者 記事全文がお読みいただけるようになるほか、ポイントプログラムにもご参加いただけます。 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) 名郷 直樹先生の他のコメント 認知症患者に対する緩和ケアは、患者自身の症状を改善するとはいえないが、救急受診と入院を減らすかもしれない(解説:名郷直樹氏) (2025/03/04掲載) 早期の緩和ケアは死期の近い高齢者の入院を予防できない?(解説:名郷直樹氏) (2025/02/18掲載) 服薬アドヒアランスの悪い心血管疾患の患者に対して、一般的なテキストメッセージ、ナッジを追加したテキストメッセージ、ナッジとチャットボットによるテキストメッセージを提供しても、通常のケアと比較して12ヵ月後のアドヒアランスを改善しなかった(解説:名郷直樹氏) (2025/01/20掲載) 心筋梗塞後のβ遮断薬の長期投与は不要か―統計学的には非劣性だが、臨床的にはそうとは限らない(解説:名郷直樹氏) (2024/12/30掲載) 閉経後HRT(ホルモン補充療法)のビッグデータを用いたtarget trial emulation(標的模倣試験)の結果(解説:名郷直樹氏) (2024/12/25掲載) 英国の一般医を対象にした身体症状に対する介入の効果―統計学的な有意差と臨床的な有意差とのギャップをどう考えるか(解説:名郷直樹氏) (2024/12/10掲載) 70歳未満の長生きの向上―過去と未来(解説:名郷 直樹氏) (2024/12/04掲載) GLP-1受容体アゴニストの減量に対する長期の効果と糖尿病予防効果の強固さ(解説:名郷 直樹氏) (2024/12/02掲載) セマグルチドで肥満のある変形性膝関節症患者の体重減少と変形性関節炎の痛みが改善するが、副作用に関する懸念が残る(解説:名郷 直樹氏) (2024/11/12掲載) 軽度の肥満は健康の印、GLP-1作動薬の効果は高度肥満者で示されているにすぎない(解説:名郷 直樹 氏)-1766 (2023/12/28掲載) ステップウェッジ法による危険な処方を減らす多角的介入の効果測定(解説:名郷 直樹 氏)-508 (2016/04/01掲載) 〔CLEAR! ジャーナル四天王(58)〕 国民皆保険の日本こそこういう解析を! (2013/02/21掲載) 〔CLEAR! ジャーナル四天王(27)〕 Consectiveに患者を研究に組み入れる (2012/10/22掲載) 〔CLEAR! ジャーナル四天王(17)〕 200万人を超える観察研究をどう解釈するか (2012/09/12掲載) 〔CLEAR! ジャーナル四天王(14)〕 喫煙率0%の世の中は幸福か? (2012/09/07掲載) 〔CLEAR! ジャーナル四天王(2)〕 運動不足解消の微妙な効果 (2012/08/17掲載) その他の解説記事をみる J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)とは J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)は、臨床研究を適正に評価するために、必要な啓発・教育活動を行い、わが国の臨床研究の健全な発展に寄与することを目指しています。 本企画では、J-CLEARの活動の一環として、CareNet.comで報道された海外医学ニュース「ジャーナル四天王」に対し、臨床研究の適正な解釈を発信します。 詳しくはこちら このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 抗ヒスタミン薬投与後も症状持続の慢性特発性蕁麻疹、remibrutinibが有効/NEJM(2025/03/18) HER2+乳がんへのtucatinib、日本人集団でも良好な有効性(HER2CLIMB-03)/日本臨床腫瘍学会(2025/03/18) 新たな時代に向けた白血病診療の在り方と展開/日本臨床腫瘍学会(2025/03/18) 認知症の臨床診療ガイドライン―韓国認知症協会の推奨事項(2025/03/18) 高齢の市中肺炎、セフトリアキソンvs.スルバクタム・アンピシリン(2025/03/18) 帝王切開は子どもの成長に影響しない?(2025/03/18) 免疫チェックポイント阻害薬治療中の生存率にインスリン分泌能が独立して関連(2025/03/18) 米国で4例目の豚由来腎臓移植を受けた患者が退院(2025/03/18) [ あわせて読みたい ] 非機器的早期運動療法はDVT発生率を低減【論文から学ぶ看護の新常識】第1回(2025/02/05) トレンド・トーク『肺がん』(2024/06/11) 災害対策まとめページ(2024/02/05) Dr.大塚の人生相談(2024/02/26) IBD(炎症性腸疾患)特集(2023/09/01) 旬をグルメしながらCVIT誌のインパクトファクター獲得を祝福する【Dr.中川の「論文・見聞・いい気分」】第63回(2023/08/29) エキスパートが教える痛み診療のコツ(2018/10/11) 医療者向け『学校がん教育.com』(2022/12/01) アトピー性皮膚炎・乾癬特集まとめインデックス(2022/11/11) アトピー性皮膚炎・乾癬特集まとめインデックス(2022/11/11)
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