潰瘍性大腸炎治療剤「アサコール錠400mg」製造販売承認取得 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2009/10/22 ゼリア新薬工業株式会社は16日、潰瘍性大腸炎治療剤「アサコール錠400mg」(一般名:メサラジン)に関し、同日付で厚生労働省から製造販売承認を取得したと発表した。 アサコールは、メサラジンにpH依存型放出制御特性を持たせたコーティングを施した腸溶製剤であり、本剤は下部消化管(回腸末端~大腸)に到達してから有効成分を放出する製剤設計となっているため、特に炎症性腸疾患の下部消化管病変への効果が期待されるとのこと。 炎症性腸疾患治療剤の最大マーケットであるアメリカでは、アサコールは約600億円を売上げ、市場の約半分を獲得している。また、全世界においても、すでに60数ヵ国で販売されている。 日本国内での販売については、2007年1月に協和発酵工業株式会社(現、協和発酵キリン株式会社)と締結した共同開発ならびに承認上市後の共同販売を実施する契約に基づき、製造は同社が行い、薬価基準収載後に両社でそれぞれ1ブランド・2チャネルで発売される予定となっている。 詳細はプレスリリースへ http://www.zeria.co.jp/image/upimg/mv12556710841.pdf 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) 関連記事 潰瘍性大腸炎、患者の90%が持つ自己抗体を発見/京大 医療一般 日本発エビデンス(2021/03/19) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 貧血を伴う急性脳損傷患者への輸血、非制限戦略vs.制限戦略/JAMA(2024/10/21) 膀胱がんの拡大リンパ郭清、周術期の合併症・死亡増(SWOG S1011)/NEJM(2024/10/21) 統合失調症の多剤併用から単剤療法への切り替えによる副作用への影響〜SwAP試験II(2024/10/21) 10月25日開催『第6回ヘルスケアベンチャー大賞』最終審査会【ご案内】(2024/10/21) 医師国家試験、不合格となる学生の特徴は?(2024/10/21) 歯周病原菌は頭頸部がんのリスクを高める?(2024/10/21) メトホルミンがlong COVIDのリスクを軽減する可能性(2024/10/21) 2型糖尿病患者のフレイルリスクに地域差(2024/10/21)