昨年末発売された新たな制吐剤バッグ製剤と骨髄腫治療薬に対し、臨床でのメリットと有効活用方法を、がん研有明病院 畠 清彦 氏に聞いた。
抗がん剤の制吐剤バッグ製剤は使い勝手が良く好評である。昨年、パロノセトロン(商品名:アロキシ)のバッグ製剤が発売されたが、この製剤にもまた工夫があり使いやすいという。本レポートでは製剤の有効活用方法とともに、このような製剤を活用した適切な制吐療法の重要性について触れている。
また、ボルテゾミブ(商品名:ベルケイド)は、今や骨髄腫治療の主役の一つだといえる。昨年12月に同薬の皮下注射製剤が発売されたが、その有用性から欧米では大部分が皮下注射に切り替わっているとのこと。畠氏は、本邦においても同剤を積極的に使用すべきだという。
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制吐剤バッグ製剤を臨床に活かす、骨髄腫治療の新展開
(ケアネット 細田 雅之)