DS-8201のHER2陽性胃がん、FDAブレークスルーセラピー指定に/第一三共

提供元:ケアネット

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公開日:2020/05/19

 

 第一三共とアストラゼネカは、2020年5月11日、トラスツズマブ デルクステカン(開発コード:DS-8201)が、米国食品医薬品局(FDA)よりHER2陽性の再発あるいは転移のある胃がん治療を対象としてブレークスルーセラピー指定を受けたと発表した。

 今回の指定は、トラスツズマブを含む2つ以上の前治療を受けたHER2陽性の進行・再発胃腺がん患者または胃食道接合部腺がん患者を対象とした第II相臨床試験(DESTINY-Gastric01)および日米共同第I相臨床試験の解析結果に基づくもの。第II相臨床試験(DESTINY-Gastric01)の結果は、本年5月下旬に開催される米国臨床腫瘍学会(ASCO)で発表予定である。

参考
DESTINY-Gastric01試験(Clinical Trials.gov)

 国内では、2018年3月に厚生労働省よりHER2過剰発現の治癒切除不能な進行・再発の胃がん治療を対象として、先駆け審査指定を受けており、本年(2020年)4月に胃がんに係る効能又は効果追加の製造販売承認事項一部変更承認申請を行っている。

(ケアネット 細田 雅之)