FoundationOne CDx、FGFR阻害薬pemigatinibのコンパニオン診断として承認取得/中外

提供元:ケアネット

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公開日:2021/02/19

 

 中外製薬は、遺伝子変異解析プログラム「FoundationOne CDx がんゲノムプロファイル」について、選択的な線維芽細胞増殖因子受容体(FGFR: fibroblast growth factor receptor)阻害薬であるpemigatinibのFGFR2融合遺伝子陽性の胆道がんに対するコンパニオン診断として、2月15日に厚生労働省より承認を取得したと発表。

 今回の承認は、本プログラムによりpemigatinibで効果が期待できるFGFR2融合遺伝子陽性の局所進行又は転移性胆道がんに対する使用について、適応判定の補助を可能にすることを目的としている。pemigatinibは、インサイト・バイオサイエンシズ・ジャパン合同会社が、FGFR2融合遺伝子陽性の局所進行又は転移性胆管がんの治療薬として、2020年9月14日に厚生労働省に対し承認申請を実施しており現在審査中。また、pemigatinibは同適応症に対し、厚生労働省による希少疾病用医薬品の指定も受けている。

(ケアネット 細田 雅之)