片頭痛発作を抑制する2つの新抗体製剤が承認取得

提供元:ケアネット

印刷ボタン

公開日:2021/06/26

 

 2021年6月23日、新たな片頭痛予防薬2剤が国内製造販売承認を取得したことが発表された。大塚製薬株式会社の抗CGRPモノクローナル抗体製剤フレマネズマブ(遺伝子組換え)(商品名:アジョビ皮下注225mgシリンジ)、アムジェン株式会社の抗CGRP受容体モノクローナル抗体製剤エレヌマブ(遺伝子組換え)(商品名:アイモビーグ皮下注70mgペン)である。いずれも神経ペプチドのCGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)を標的とする抗体製剤で、片頭痛薬として2021年1月に国内承認を取得したガルカネズマブ(遺伝子組換え)(商品名:エムガルティ)に続く承認となった。

■製品概要(フレマネズマブ)
販売名:アジョビ皮下注225mgシリンジ
一般名:フレマネズマブ(遺伝子組換え)
効能・効果:片頭痛発作の発症抑制
用法・用量:通常、成人にはフレマネズマブ(遺伝子組換え)として225mgを4週間に1回、または 675mgを12週間に1回皮下投与する
製造販売承認日:2021年6月23日
製造販売元:大塚製薬株式会社

■製品概要(エレヌマブ)
販売名:アイモビーグ皮下注70mgペン
一般名:エレヌマブ(遺伝子組換え)
効能・効果:片頭痛発作の発症抑制
用法・用量:通常、成人にはエレヌマブ(遺伝子組換え)として70mgを4週間に1回皮下投与する
製造販売承認日:2021年6月23日
製造販売元:アムジェン株式会社

(ケアネット 遊佐 なつみ)