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“アルバイト代”の占める割合、収入・診療科による違いは?/医師1,000人アンケート

提供元:ケアネット

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公開日:2024/06/07

 

 ケアネットでは、2月20日(火)に会員医師1,004人を対象に、インターネットによる「年収に関するアンケート」を行った。その中で昨年度のアルバイト代について尋ねたところ、全体の26%が200万円未満と回答、次いで13%が200~400万円未満、9%が300~600万円未満と回答した。一方で、34%はアルバイトをしていないことが明らかとなった。

年収がアルバイト代に左右される層

 アルバイト代を年収別に見ると、全体と比較して年収600~800万円未満の回答者では、アルバイト代が年収の半分以上を占めていた割合が高く、年収1,600万円以上の回答者はアルバイト収入の比率が低い傾向であった。また、各年収層の5~10%の回答者では年収とアルバイト代に差がなく、アルバイトで生計を立てていると推察された。

 さらに年代別では、36~45歳ではアルバイト収入が多い傾向にあり、400~600万円未満が最多で13%、続いて600~800万円未満が10%、200~400万円未満が9%、そして1,000万円以上は10%にも上った。

診療科別のアルバイト状況と年収

 診療科別にアルバイトをしている回答者数を比較したところ、眼科(90%)、総合診療科(81%)、整形外科(78%)の順に多かった。また、アルバイト収入について400万円以上の回答者が多かった診療科は、整形外科が46%と圧倒的に多く、次いで血液内科(41%)、麻酔科(39%)、耳鼻科(38%)、消化器内科(37%)、眼科(37%)であった。

大学病院の勤務医、アルバイト代400万円以上が62%

 アルバイト代の収入全体に占める割合は勤務先の傾向が強く反映しているようで、本調査結果によると、一般診療所や一般病院に勤務する医師の約半数のアルバイト代が400万円未満であるのに対し、大学病院に勤務する医師では、400~600万円未満が18%、600~800万円未満が15%、800~1000万円未満が13%、1,000万円以上が16%という結果であった。

 しかし、本アンケートは昨年のアルバイト代の調査結果である。今年4月より始まった「医師の働き方改革」によって、これまでのような外勤がかなわずアルバイト代による収入アップを見込めない医師が出てくるのかもしれない。ケアネットでは働き方改革による影響についても、今後、検証していく予定だ。

 その他、年代ごとの男女別、病床数別、勤務先別などの詳細な年収分布については、以下のページで結果を発表している。
医師の年収に関するアンケート2024【第2回】アルバイト代

(ケアネット 土井 舞子)