睡眠ポリグラフィで「ジフェンヒドラミン塩酸塩」の睡眠への影響を確認

提供元:ケアネット

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公開日:2009/02/12

 



エスエス製薬株式会社は9日、ジフェンヒドラミン塩酸塩の睡眠構築と、翌日のQOL(Quality of Life:生活の質)に及ぼす影響を確認したと発表した。

ジフェンヒドラミン塩酸塩とは、ヒスタミンH1受容体拮抗薬(抗ヒスタミン剤)の中でも、とくに催眠鎮静作用の強いことが知られている。欧米でも睡眠導入を目的としたOTC医薬品として利用されている。

試験は、睡眠中に脳波、眼球運動、筋電位などを測定する睡眠ポリグラフィによって行われた。

結果、ジフェンヒドラミン塩酸塩は徐波睡眠(Stage3+4)及びREM睡眠の出現量を抑制せず、Stage2を有意に増加させることがわかり、また、実睡眠時間(就寝時間-覚醒時間)および睡眠効率(実睡眠時間/観察時間×100)を有意に改善することで、翌日の身体的疲労及び集中力をも改善し、日中のQOLの改善にも有用であることが示唆されたという。

なお、今回の研究成果は日本薬学会・第129年会(平成21年3月26日~28日、京都)にて発表される予定。

詳細はプレスリリースへ
http://www.ssp.co.jp/news/2009/090209.html