英国保健当局がスーテントを腎臓がん患者の第一選択薬として推奨 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2009/02/12 ファイザー株式会社は10日、英国国立臨床研究所(NICE)が「スーテント」(一般名:スニチニブリンゴ酸塩)を転移性腎細胞がん(mRCC)ならびに進行性腎臓がんの第一選択薬として使用することを推奨する最終評価報告書を発行した、と発表した。スーテントは無増悪生存期間においてIFN-αと比較し有意な改善を示し、スーテントによる治療を受けた患者の生存期間の中央値は2年を超えたという。2008年9月、NICEは評価相談文書を発行し、mRCCの治療にあたり、mRCC治療薬の4剤すべてを使用しないよう助言を行っていた。今回の発表は、スーテントの保険適用に関するNICEのこれまでの推奨内容を覆すとともに、審査中の4剤の中で現時点においてスーテントを唯一の推奨薬とするものである。スーテントは経口マルチキナーゼ阻害剤であり、米国で2006年1月にmRCCの治療薬として初めて承認された。がんの成長、増殖、転移に関与する複数の分子を標的として遮断することにより作用する。詳細はプレスリリースへhttp://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/press/2009/2009_02_10.html 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 脳出血既往AFに対する脳梗塞予防、DOACは有用か?/Lancet(2025/03/07) GLP-1受容体作動薬、自殺リスクと関連せず/BMJ(2025/03/07) 活動性ループス腎炎に対する新しいタイプの抗CD20抗体の治療効果(解説:浦信行氏)(2025/03/07) 抗PD-L1抗体薬、GLP-1薬などに重大な副作用追加/厚労省(2025/03/07) 新規作用機序の潰瘍性大腸炎治療薬オザニモド、その特徴は?/BMS(2025/03/07) 治療抵抗性強迫症に対するSSRI+ブレクスピプラゾールの有用性(2025/03/07) 硬膜外ステロイド注射は慢性腰痛に効果あり?(2025/03/07) 日本人の4人に1人がコロナ陰謀論を信じている!?(2025/03/07)