抗悪性腫瘍剤「スプリセル」発売 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2009/03/19 ブリストル・マイヤーズ株式会社は16日に、抗悪性腫瘍剤「スプリセル錠20mg、同50mg」(一般名:ダサチニブ水和物)の販売を開始した。スプリセルは、新規構造のチロシンキナーゼ阻害剤で、がん細胞の増殖に関与する5種類のチロシンキナーゼ/キナーゼファミリー(BCR-ABL、SRCファミリーキナーゼ、c-KIT、EPH(エフリン)A2受容体及びPDGF(血小板由来増殖因子)β受容体)に対するATPの結合を競合的に阻止し、がん細胞増殖シグナルの伝達を阻害することにより、抗腫瘍効果を発揮する。スプリセルは「イマチニブ抵抗性の慢性骨髄性白血病」(慢性期、移行期、急性期)および「再発または難治性のフィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病」を適応症としている。既存の治療薬イマチニブでは効果が不十分または副作用のために治療を継続できない(忍容性のない)慢性骨髄性白血病の患者や、他に有効な治療法がほとんどないフィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病の患者の治療薬として期待できるとのこと。詳細はプレスリリースへhttp://www.bms.co.jp/news/2009/0316.html 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 脳出血既往AFに対する脳梗塞予防、DOACは有用か?/Lancet(2025/03/07) GLP-1受容体作動薬、自殺リスクと関連せず/BMJ(2025/03/07) 活動性ループス腎炎に対する新しいタイプの抗CD20抗体の治療効果(解説:浦信行氏)(2025/03/07) 抗PD-L1抗体薬、GLP-1薬などに重大な副作用追加/厚労省(2025/03/07) 新規作用機序の潰瘍性大腸炎治療薬オザニモド、その特徴は?/BMS(2025/03/07) 治療抵抗性強迫症に対するSSRI+ブレクスピプラゾールの有用性(2025/03/07) 硬膜外ステロイド注射は慢性腰痛に効果あり?(2025/03/07) 日本人の4人に1人がコロナ陰謀論を信じている!?(2025/03/07)