プラビックスとアスピリンの併用は、心房細動患者の重度の血管性イベント予防においてアスピリンの単剤療法よりも有効

提供元:ケアネット

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公開日:2009/04/09

 



サノフィ・アベンティス株式会社は3日、仏サノフィ・アベンティス社と米ブリストル・マイヤーズ スクイブ社のACTIVE A臨床試験から得られた新たな結果を発表した。

この試験は、脳卒中リスクが上昇しているが経口抗凝固薬を服用できない心房細動の患者において、3.6年間(中央値)の追跡期間における重度の血管性イベント発生率の相対リスクがプラビックス(一般名:クロピドグレル硫酸塩)とアスピリンの併用療法は、アスピリン単剤療法よりも11%低下することが明らかになった(プラビックス併用6.8%/年 対 アスピリン単剤7.6%/年、p=0.01)というもの。

また、心房細動の患者を治療する医師の主な目標である脳卒中発症の相対リスクも28%減少した。(プラビックス併用2.4%/年 対 アスピリン単剤3.3%/年、p<0.001)。中枢神経系以外の全身性塞栓症(血流中に血塊が存在するが脳には到達しない)、心臓発作、血管性死亡など、その他の重度の血管性イベントについては、統計的有意に達しなかったという。プラビックスとアスピリンを併用した場合、アスピリン単剤の場合よりも大出血率が有意に上昇したという(プラビックス併用2.0%/年 対 アスピリン単剤1.3%/年、相対リスク 1.57、p<0.001)。

ACTIVE A臨床試験から得られた研究結果は、3月31日、第58回アメリカ心臓病学会(ACC:American College of Cardiology)年次学術会議の最新情報セッションで発表された。

詳細はプレスリリースへ(PDF)
http://www.sanofi-aventis.co.jp/live/jp/medias/C55ADE53-A426-41D4-978E-C48386315313.pdf