排尿障害改善薬シロドシン、米国で新発売 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2009/04/09 キッセイ薬品工業株式会社は8日、同社が創製し、米ワトソン社に技術導出した前立腺肥大症に伴う排尿障害改善薬シロドシン(日本製品名:ユリーフ)について、4月6日(現地時間)にワトソン社が米国にて新発売(米国製品名:RAPAFLO〔ラパフロ〕)したことを発表した。 ユリーフは、キッセイ薬品が創製した選択的α1A受容体遮断薬であり、主に前立腺に存在するα1A受容体を遮断することにより、前立腺の緊張を緩和して尿道抵抗を改善し、前立腺肥大症に伴う排尿障害を改善する。既存薬に比べ効果の発現が早く、尿が出にくいなどの排尿症状と、頻尿や尿が我慢できないなどの蓄尿症状の両症状を改善する。また、ワトソン社が実施したシロドシンの心臓への影響を調べた試験(QTc試験)では異常は認められず、心血管系に安全な薬剤であることが確認されているという。 シロドシンは海外において、キッセイ薬品の技術導出先企業により開発が進められている。昨年4月には韓国で承認されたほか、欧州では同11月に、中国では12月に承認申請されている。 詳細はプレスリリースへ http://www.kissei.co.jp/news/press2009/seg090408.html 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) 関連記事 男女の排尿時間はどちらが長いか?~日本抗加齢医学会総会 医療一般 日本発エビデンス(2018/05/30) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 虚血性心筋症の心室頻拍、カテーテルアブレーションは有効か/NEJM(2024/12/03) “Fantastic Four”の一角に陰り:心筋梗塞例にミネラルコルチコイド受容体拮抗薬は無効(解説:桑島巌氏)(2024/12/03) 飽和脂肪酸摂取量がアルツハイマー病リスクと関連(2024/12/03) 自覚症状に乏しい糖尿病性腎症に早く気付いて/バイエル(2024/12/03) ワクチン同時接種、RSV+インフルエンザ/新型コロナの有効性は?(2024/12/03) トリプルネガティブ乳がんの治療にDNAワクチンが有望か(2024/12/03) 喘息は子どもの記憶能力に悪影響を及ぼす(2024/12/03) 妊娠中のビタミンD摂取は子どもの骨を強くする(2024/12/03) 前立腺肥大症治療薬のタダラフィルが2型糖尿病リスクを抑制(2024/12/03)