Multaq、カナダで承認 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2009/08/21 サノフィ・アベンティス株式会社は19日、心房細動を現在発症しているか、または過去に発症したことがある患者の心血管系の理由による入院のリスクを減少することを適応症として、Multaq(一般名:dronedarone)400mg錠がカナダ保健省から承認されたことを発表した。2009年7月1日に米国食品医薬品局(FDA:Food and Drug Administration)から受けた承認に続き、今年2件目となる。ATHENAスタディでは、心房細動/心房粗動の患者、またはこれらの病気を最近発症した患者(71%の患者は心不全がまったくなく、29%はNYHAクラスI~IIIの安定した心不全であった)において、Multaqの有効性と安全性が評価された。この試験では、4,628人の患者について最長30ヵ月間(中央値22ヵ月間)の追跡調査を実施し、Multaq 400mg 1日2回投与を標準治療と併用すると、複合評価項目である心血管系の理由による入院もしくは全死亡がプラセボと比較して24%減少する(p<0.001)ことが明らかになったという。なお、ニューヨーク心臓協会(NYHA:New York Heart Association)による分類のNYHAクラスIVに該当する重症うっ血性心不全の患者や、血行動態が不安定な患者については、Multaqによる治療は禁忌となる。中等度のうっ血性心不全(NYHAクラスIII)の患者については、Multaqの投与は慎重に行う必要があるという。詳細はプレスリリースへhttp://www.sanofi-aventis.co.jp/live/jp/medias/2BEBEF76-BD5C-48AE-BF1B-74CB8736326C.pdf 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 脳出血既往AFに対する脳梗塞予防、DOACは有用か?/Lancet(2025/03/07) GLP-1受容体作動薬、自殺リスクと関連せず/BMJ(2025/03/07) 活動性ループス腎炎に対する新しいタイプの抗CD20抗体の治療効果(解説:浦信行氏)(2025/03/07) 抗PD-L1抗体薬、GLP-1薬などに重大な副作用追加/厚労省(2025/03/07) 新規作用機序の潰瘍性大腸炎治療薬オザニモド、その特徴は?/BMS(2025/03/07) 治療抵抗性強迫症に対するSSRI+ブレクスピプラゾールの有用性(2025/03/07) 硬膜外ステロイド注射は慢性腰痛に効果あり?(2025/03/07) 日本人の4人に1人がコロナ陰謀論を信じている!?(2025/03/07)