KRAS G12C変異大腸がん、adagrasib±セツキシマブ併用療法(KRYSTAL-1)/ESMO2021
既治療のKRAS G12C変異陽性進行大腸がん(CRC)患者において、KRAS G12C阻害薬adagrasibの単剤療法およびセツキシマブとの併用療法は、忍容性が良好で有効性が期待できることが「KRYSTAL-1試験」で示され、米国・ノースカロライナ大学チャペルヒル校のJared Weiss氏が、欧州臨床腫瘍学会(ESMO Congress 2021)で発表した。
KRYSTAL-1試験は、KRAS G12C変異陽性の進行固形がん患者を対象とするマルチコホート第I/II相試験。
今回は、CRCを対象としたadagrasib単剤療法(第I/Ib相2例、第II相44例、データカットオフ日2021年5月25日、追跡期間中央値8.9ヵ月)、ならびにセツキシマブ併用療法(第Ib相32例、データカットオフ日2021年7月9日、追跡期間中央値7ヵ月)の中間解析が報告された。