リバーロキサバンCAD、PAD患者のイベントを抑制
ドイツ・バイエル社とヤンセン リサーチ&ディベロップメント社は2017年2月8日、冠動脈疾患(CAD)または末梢動脈疾患(PAD)を有する患者における心血管死、心筋梗塞、脳卒中を含む主要心血管イベント(MACE)の抑制に関し、リバーロキサバン(商品名:イグザレルト)の有効性と安全性を評価する第III相臨床試験COMPASSにおいて、主要評価項目を早期に達成したと発表。計画された中間解析を独立データモニタリング委員会(DMC)が実施したところ、主要評価項目であるMACEにおいて、事前に規定した優越性の基準が満たされたことから、DMC は治験を早期に中止することを推奨した。このことから、バイエル社、ヤンセン社およびポピュレーション・ヘルス・リサーチ・インスティチュート(PHRI)は、非盲検継続投与試験において被験者にリバーロキサバンを提供する予定である。COMPASS 試験は、リバーロキサバンではこれまでで最大規模の臨床試験。