アミリンアナログとGLP-1受容体作動薬の配合剤は肥満を伴う2型糖尿病に有効である(解説:小川 大輔 氏)-1713 提供元:臨床研究適正評価教育機構 ツイート 公開日:2023/08/21 企画協力J-CLEAR 本記事のコメンテーター 小川 大輔( おがわ だいすけ ) 氏 おかやま内科 糖尿病・健康長寿クリニック 院長 J-CLEAR会員 オリジナルのニュース セマグルチド+cagrilintide配合皮下注、HbA1c低下に有効/Lancet(2023/07/13掲載) 肥満を伴う2型糖尿病の治療として、GLP-1受容体作動薬であるセマグルチドが有効であることは周知のとおりである。一方、新規のアミリンアナログであるcagrilintideは肥満症の治療薬として期待が高まっている。今回、BMI 27以上の2型糖尿病患者を対象に、週1回投与のセマグルチド2.4mgとcagrilintide 2.4mgの配合剤(CagriSema)の第II相臨床試験の結果がLancet誌に発表された。アミリンは高血糖時にインスリンと共に膵β細胞から分… ログインしてコンテンツへ 新規会員登録はこちら 医師 薬剤師 医学生 その他 医療関係者 記事全文がお読みいただけるようになるほか、ポイントプログラムにもご参加いただけます。 参考文献・参考サイトはこちら 1)Frias JP, et al. Lancet. 2023 June 23. [Epub ahead of print] 2)Lau DCW, et al. Lancet. 2021;398:2160-2172. 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) 小川 大輔先生の他のコメント 週1回注射のインスリンは低血糖の出現に注意を (解説:小川大輔氏) (2024/10/24掲載) 血糖値や体重のコントロールに最も有効なGLP-1受容体作動薬は? (解説:小川大輔氏) (2024/03/19掲載) インスリン療法を行っている妊娠中の糖尿病に、メトホルミンを追加することの意義は?(解説:小川大輔氏) (2024/01/17掲載) 妊娠糖尿病に対する早期のメトホルミン投与の効果(解説:小川大輔氏) (2023/11/16掲載) 経口GLP-1受容体作動薬の肥満症に対する効果(解説:小川大輔氏) (2023/08/18掲載) 週1回の基礎インスリンにより糖尿病治療は新時代へ(解説:小川大輔氏) (2023/06/12掲載) 2型糖尿病の薬物療法で最適な追加オプションは?(解説:小川大輔氏) (2023/05/10掲載) 慢性腎臓病に対するSGLT2阻害薬エンパグリフロジンの有用性(解説:小川大輔氏) (2023/01/06掲載) 若年肥満症に対するGLP-1受容体作動薬セマグルチドの効果(解説:小川大輔氏) (2022/12/06掲載) 1型糖尿病におけるオープンソースAID(自動インスリン送達)システムの効果(CREATE試験)(解説:小川大輔氏) (2022/10/28掲載) 基礎インスリンで治療中の2型糖尿病患者の血糖コントロールに対するCGMの効果(解説:小川大輔氏) (2021/07/15掲載) 非糖尿病肥満症に対するGLP-1受容体作動薬と運動の併用によるリバウンド抑制効果(解説:小川大輔氏)-1398 (2021/06/02掲載) 妊娠糖尿病スクリーニングの実用的無作為化試験(解説:小川大輔氏)-1376 (2021/04/15掲載) 過体重・肥満におけるGLP-1受容体作動薬注射製剤の体重減少効果(解説:小川大輔氏)-1365 (2021/03/23掲載) 多価不飽和脂肪酸に糖尿病の予防効果はあるか?(解説:小川大輔氏)-1115 (2019/09/25掲載) 健康長寿の秘訣は「不飽和脂肪酸」―2型糖尿病患者でも明らかに(解説:小川大輔氏)-1104 (2019/08/21掲載) エンドセリン受容体拮抗薬は糖尿病腎症の新しい治療アプローチとなるか?(解説:小川大輔氏)-1049 (2019/05/17掲載) 肥満合併2型糖尿病における体重コントロールの効果(解説:小川 大輔 氏)-801 (2018/01/23掲載) デグルデクはグラルギンU100と比較して低血糖の発現リスクを低下(解説:小川 大輔 氏)-717 (2017/08/23掲載) 心血管への悪影響の懸念を払拭したインスリン デグルデク(解説:小川 大輔 氏)-713 (2017/08/17掲載) 1型糖尿病における強化インスリン療法:頻回注射法と持続皮下インスリン注入法の比較(解説:小川 大輔 氏)-677 (2017/05/15掲載) 若年糖尿病の合併症は1型よりも2型のほうが多い(解説:小川 大輔 氏)-658 (2017/04/04掲載) 持続血糖測定は1型糖尿病の血糖コントロールに有効(解説:小川 大輔 氏)-644 (2017/02/23掲載) 「前糖尿病」状態と心血管障害の関連(解説:小川 大輔 氏)-632 (2017/01/05掲載) LDL-C低下に関与する遺伝子変異は2型糖尿病のリスク増加と関連(解説:小川 大輔 氏)-606 (2016/11/03掲載) 新しいセンサー式血糖測定器、血糖コントロールを悪化させずに低血糖を減少(解説:小川 大輔 氏)-601 (2016/10/17掲載) 2型糖尿病患者における血糖降下薬間の効果および有害事象の比較:第1選択薬はやはりメトホルミンである(解説:小川 大輔 氏)-581 (2016/08/22掲載) DPP-4阻害薬と心不全による入院に関連はあるのか?(解説:小川 大輔 氏)-494 (2016/03/16掲載) MDI Liraglutide 試験:強化インスリン療法にGLP-1受容体作動薬を追加する意義(解説:小川 大輔 氏)-455 (2015/12/03掲載) EMPA-REG OUTCOME試験:SGLT2阻害薬はこれまでの糖尿病治療薬と何が違うのか?(解説:小川 大輔 氏)-423 (2015/10/01掲載) 肥満症治療におけるGLP-1受容体作動薬(リラグルチド)の可能性(解説:小川 大輔 氏)-412 (2015/09/17掲載) その他の解説記事をみる J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)とは J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)は、臨床研究を適正に評価するために、必要な啓発・教育活動を行い、わが国の臨床研究の健全な発展に寄与することを目指しています。 本企画では、J-CLEARの活動の一環として、CareNet.comで報道された海外医学ニュース「ジャーナル四天王」に対し、臨床研究の適正な解釈を発信します。 詳しくはこちら このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 前糖尿病の肥満へのチルゼパチド、糖尿病発症リスク93%減/NEJM(2024/11/22) 生後2年間のデジタル介入で肥満リスク低下/JAMA(2024/11/22) BRCA1/2病的バリアント保持者における乳がん後の二次原発がんリスク/JCO(2024/11/22) 家庭内のインフル予防、手指衛生やマスクは効果ある?~メタ解析(2024/11/22) 統合失調症患者に対する抗精神病薬の投与経路変更の影響は〜メタ解析(2024/11/22) 「週末戦士」でも脳の健康に利点あり(2024/11/22) 減量薬のアクセス拡大が年4万人以上の米国人の命を救う可能性(2024/11/22) 抗てんかん薬の早期処方が認知症リスクの低さと関連(2024/11/22) [ あわせて読みたい ] エキスパートが教える痛み診療のコツ(2018/10/11) 医療者向け『学校がん教育.com』(2022/12/01) アトピー性皮膚炎・乾癬特集まとめインデックス(2022/11/11) アトピー性皮膚炎・乾癬特集まとめインデックス(2022/11/11) 診療所売買に関心がある方に!マンガ連載をまとめた冊子プレゼント【ひつじ・ヤギ先生と学ぶ 医業承継キソの基礎 】第43回(2022/10/17) 今考える肺がん治療(2022/08/24) あなたにとって、開業の「成功」「失敗」とは?【ひつじ・ヤギ先生と学ぶ 医業承継キソの基礎 】第42回(2022/08/09) 「後継者採用」という甘い誘いに乗ったら…【ひつじ・ヤギ先生と学ぶ 医業承継キソの基礎 】第41回(2022/07/08) 「診療所、知人に売るから大丈夫」、それ本当に大丈夫??【ひつじ・ヤギ先生と学ぶ 医業承継キソの基礎 】第40回(2022/06/06) Dr.金井のCTクイズ 初級編(2022/05/17)