救急隊員によるnerinetideの入院前静注は脳虚血患者に有効か?(解説:内山 真一郎 氏)-1935 提供元:臨床研究適正評価教育機構 ツイート 公開日:2025/03/17 企画協力J-CLEAR 本記事のコメンテーター 内山 真一郎( うちやま しんいちろう ) 氏 国際医療福祉大学臨床医学研究センター教授 赤坂山王メディカルセンター脳神経内科部長 J-CLEAR評議員 オリジナルのニュース 虚血性脳卒中、救急車内でのnerinetide投与は有効?/Lancet(2025/03/05掲載) ESCAPE-NA1試験では、nerinetideが血栓溶解療法後の患者には効果がなかったのは、血栓溶解薬により産生されたプラスミンがnerinetideを分解して不活化してしまうためと考えられたことから、ESCAPE-NEXT試験では血栓溶解療法との併用は検討されなかった。一方、FRONTIER試験では、病院に到着して血栓溶解療法が行われる前にnerinetideが投与されたので、神経保護と血栓溶解による再灌流の相乗効果が期待された。このアプローチは、… ログインしてコンテンツへ 新規会員登録はこちら 医師 薬剤師 医学生 その他 医療関係者 記事全文がお読みいただけるようになるほか、ポイントプログラムにもご参加いただけます。 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) 内山 真一郎先生の他のコメント 脳保護薬nerinetideは血栓溶解療法を行わない血栓除去術施行患者に有効か?(解説:内山真一郎氏) (2025/03/14掲載) GLP-1受容体作動薬はパーキンソン病全般にも有効か?(解説:内山真一郎氏) (2025/02/18掲載) 血栓除去術は単純CT上の大梗塞に有効か?(解説:内山真一郎氏) (2024/10/21掲載) 血栓溶解療法にアルガトロバンやGPIIb/IIIa阻害薬の併用は有効か(解説:内山真一郎氏) (2024/09/18掲載) 血管内血栓除去療法は大梗塞の長期予後も改善するか?(解説:内山真一郎氏) (2024/03/27掲載) 遠隔虚血コンディショニングは脳卒中急性期患者の転帰を改善するか?(解説:内山真一郎氏) (2023/11/17掲載) パーキンソン病の淡蒼球超音波アブレーション試験(解説:内山真一郎氏) (2023/03/08掲載) パーキンソン病に鉄のキレート剤は有効か?(解説:内山真一郎氏) (2022/12/21掲載) 初期のパーキンソン病に抗体療法は無効(解説:内山真一郎氏) (2022/08/19掲載) 欧州人では血管内治療前の血栓溶解療法は必要か?(解説:内山真一郎氏) (2021/11/22掲載) 新型コロナウイルスワクチン接種によりギラン・バレー症候群の発症リスクは4倍に高まる(解説:内山真一郎氏) (2021/10/29掲載) 主幹脳動脈閉塞にステントリトリーバーと吸引カテーテルの併用は有効か?(解説:内山真一郎氏) (2021/10/20掲載) 移動式脳卒中ユニットは脳梗塞の転帰を改善する(解説:内山真一郎氏) (2021/10/19掲載) 一般住民におけるTIA患者の脳卒中長期リスクは依然として非常に高い(解説:内山真一郎氏)-1351 (2021/02/05掲載) 血栓溶解療法のドアから針までの時間が短いほど1年後の死亡と再入院は少ない(解説:内山真一郎氏)-1244 (2020/06/15掲載) 脳内大血管閉塞に対するtenecteplaseの至適用量は?(解説:内山真一郎氏)-1227 (2020/05/18掲載) 脳内大血管閉塞に対する血栓回収療法に血栓溶解療法の併用は不要か?(解説:内山真一郎氏)-1226 (2020/05/15掲載) 急性期脳梗塞の新たな治療法として期待される翼口蓋神経節刺激(解説:内山真一郎氏)-1087 (2019/07/31掲載) 灌流画像を用いた血栓溶解療法は、発症後9時間までの脳梗塞と睡眠中に発症した脳梗塞にまで治療時間枠を拡大できる:個別患者データのメタ解析(解説:内山真一郎氏)-1072 (2019/07/08掲載) 血栓溶解療法は睡眠中の発症例では何時間以内まで有効か?(解説:内山真一郎氏)-1063 (2019/06/17掲載) 急性期の軽症脳梗塞と高リスクTIAに対するクロピドグレルとアスピリンの併用療法はいつまで続けるか?(解説:内山真一郎氏)-990 (2019/01/08掲載) 軽症脳梗塞急性期の治療効果はtPAとアスピリンで差がなかった(解説:内山真一郎氏)-897 (2018/08/09掲載) クロピドグレルとアスピリンの併用は脳梗塞再発予防効果があるが出血も増加する(解説:内山真一郎氏)-887 (2018/07/18掲載) TIA患者の脳卒中リスクは5年後まで減らない(解説:内山真一郎氏)-870 (2018/06/11掲載) 脳梗塞急性期患者に抗血小板薬の3剤併用療法は、有効性と安全性の両面から推奨できない(解説:内山真一郎氏)-803 (2018/01/23掲載) 治療時間枠拡大への夜明け(解説:内山真一郎氏)-770 (2017/11/29掲載) 低酸素血症のない脳卒中急性期患者に酸素投与は推奨できない(解説:内山真一郎氏)-754 (2017/10/30掲載) アスピリンの脳卒中早期再発予防効果(解説:内山 真一郎 氏)-552 (2016/06/22掲載) 一次性進行型多発性硬化症における経口フィンゴリモド療法(INFORMS):第III相二重盲検プラセボ対照試験(解説:内山 真一郎 氏)-485 (2016/02/26掲載) 脳卒中は認知症を誘発するのみならず、認知症の進行を促進する(解説:内山 真一郎 氏)-391 (2015/08/04掲載) t-PAの有効性と安全性は経過時間、年齢、重症度に影響されるか?(解説:内山 真一郎 氏)-253 (2014/09/30掲載) 脳卒中対応救急車はt-PAの治療開始時間を短縮し、実施率を高めた。(解説:内山 真一郎 氏)-CLEAR! ジャーナル四天王(221)より- (2014/07/03掲載) その他の解説記事をみる J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)とは J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)は、臨床研究を適正に評価するために、必要な啓発・教育活動を行い、わが国の臨床研究の健全な発展に寄与することを目指しています。 本企画では、J-CLEARの活動の一環として、CareNet.comで報道された海外医学ニュース「ジャーナル四天王」に対し、臨床研究の適正な解釈を発信します。 詳しくはこちら このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 家族歴を有するCAD中等度リスク者、CACスコア併用の1次予防戦略が有用/JAMA(2025/03/17) 鼻茸を伴う難治性慢性副鼻腔炎、テゼペルマブ追加が有効/NEJM(2025/03/17) 既治療のHER2変異陽性NSCLC、zongertinibの有用性(Beamion LUNG-1)/日本臨床腫瘍学会(2025/03/17) 統合失調症の精神症状自己モニタリングアプリは再発の早期発見に有効(2025/03/17) カルシウム摂取が多いほど大腸がんリスク低下(2025/03/17) たった1時間のスクリーンタイムの増加で近視リスクが上昇(2025/03/17) ジュースクレンズはたった3日間でも有害な可能性(2025/03/17) [ あわせて読みたい ] 非機器的早期運動療法はDVT発生率を低減【論文から学ぶ看護の新常識】第1回(2025/02/05) トレンド・トーク『肺がん』(2024/06/11) 災害対策まとめページ(2024/02/05) Dr.大塚の人生相談(2024/02/26) IBD(炎症性腸疾患)特集(2023/09/01) 旬をグルメしながらCVIT誌のインパクトファクター獲得を祝福する【Dr.中川の「論文・見聞・いい気分」】第63回(2023/08/29) エキスパートが教える痛み診療のコツ(2018/10/11) 医療者向け『学校がん教育.com』(2022/12/01) アトピー性皮膚炎・乾癬特集まとめインデックス(2022/11/11) アトピー性皮膚炎・乾癬特集まとめインデックス(2022/11/11)