ケアネットでは、「医師のためのお金の話」の評価と会員医師の「資産形成」についてのアンケートを実施した。今回、その結果がまとまったので、概要をお伝えする。
調査は、2018年5月11日にCareNet.comの医師会員を対象に、インターネット上で実施。回答者総数は324名。その内訳は、20~30代:18%、40代:30%、50代:35%、60代:15%、70代以上:2%、所属別では勤務医師:77%、開業医師:23%だった。
聞きたい情報は「国内株式投資」
設問1で「『医師のためのお金の話』で今後取り上げてほしい資産形成の内容」(複数回答)について質問したところ、「国内株式投資」「円建て預貯金」「生命保険」の順で多く、低リスクの金融商品への関心が高く、「FX(外国為替保証金取引)」「不動産」「ビットコイン(仮想通貨)」など比較的リスクの高い商品、資金を大量に必要とする商品への関心は低かった。
多くの会員医師は金融商品の情報に興味がない
設問2で「資産形成のため実行している情報収集法」(複数回答)について質問したところ、「とくに情報は集めていない」が一番多く、金融資産への関心の低さをうかがわせた。次いで「専門WEBサイトやブログの閲覧」「新聞、雑誌などの紙媒体」の順となり、情報収集法では新聞、雑誌、専門書などの紙媒体よりもWEBからのほうが多く、簡単に集めて閲覧・視聴できる媒体に人気が集まった。
最後に設問3で「資産形成に関する話題で、今後取り上げてほしいテーマ」について自由記入方式で質問したところ、「株式」「不動産」「税金」の順でコメントが多く、「株式」では株式投資の基礎や投資信託、株主優待などに関するコメントのほか、「不動産」ではタワーマンションへの投資、国内の不動産動向などへのコメントが寄せられた。
今回の調査の詳細と、寄せられた具体的なコメントは、
CareNet.comに掲載中。
(ケアネット 稲川 進)