日本癌治療学会は7月9日、米国臨床腫瘍学会(ASCO)が作成した「ASCOスペシャルレポート:COVID-19の世界的流行下におけるがん治療の実施に関する指針」をホームページ上で公開した。この指針は、COVID-19 の世界的大流行への対応を継続する中で患者および医療スタッフの安全性を保護するため、がん診療で実施可能な即時および短期の措置についてASCOが世界的視野に立ち作成、5月19日に発表されたもの。
和訳版は全22ページからなり、下記20項目について知見がまとめられている:
・トリアージ/スクリーニング
・COVID-19検査中/陽性の患者
・COVID-19診断検査
・感染防止対策
・勤務者
・リソースおよび資材
・医療機関における留意事項
・指定区域でのサービスおよび診療時間
・COVID-19感染が急増した場合の計画
・衛生関連手順
・サポートサービス
・健康および安全性に関する患者教育
・遠隔医療
・腫瘍内科
・腫瘍放射線治療
・付帯的サービス
・がんスクリーニング
・手術
・治験
・その他 役立つ参考文献
(ケアネット 遊佐 なつみ)