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うつ病患者の6割「痛み」伴うも、「患者の多くに『痛み』ある」医師の認識は3割にとどまる

「うつの痛み」情報センターは、患者と医師の「うつ病に伴う身体症状としての『痛み』の認識」や、「患者さんに及ぼす影響」などを明らかにするため、WFMH(世界精神保健連盟)、イーライリリー社及びパートナー企業が実施した世界調査“Depression:The Painful Truth” と同じ内容の調査を、日本国内で実施し、調査結果を発表した。日本イーライリリー株式会社が17日に報告した。

成人鼠径ヘルニア手術用半吸収性メッシュ「ULTRAPRO HERNIA SYSTEM」新発売

ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社メディカル カンパニーは、非吸収性素材のプロリーンと吸収性素材のモノクリルで編成された成人鼠径ヘルニア手術用半吸収性メッシュ「ULTRAPRO HERNIA SYSTEM」(販売名:ウルトラプロ ヘルニアシステム)を、2009年11月1日より発売した。ウルトラプロ ヘルニアシステムは、今年2月に発売したウルトラプロ プラグと並んで、成人鼠径ヘルニアの手術方法の一つである「メッシュ法」で使用される国内初の半吸収性人工補強メッシュとなる。

細胞培養H1N1新型インフルエンザワクチン「Celtura」がスイスで製造販売承認

ノバルティス ファーマ株式会社は16日、スイス・ノバルティス社が13日に、細胞培養によるアジュバントを添加したH1N1新型インフルエンザワクチン「Celtura」がスイス医薬品庁(Swissmedic)の承認を受けたと発表した。これは、細胞培養による新型パンデミックワクチンとして、欧州における2番目の製造販売承認。Celturaは今月に入ってドイツで承認されている。また、同社は日本でも承認申請を提出している。

HIV感染症:進歩と進化

11月5日に開催された、アボット ジャパン株式会社 メディアセミナー「HIV/AIDS診療最前線―女性における感染の現状と対策」のレポートをお届けする。国立国際医療センター戸山病院 エイズ治療・研究開発センター センター長の岡慎一氏は、HIV/AIDS診療のこれまでの変遷と今後の展望について、最新の知見や自身の施設におけるデータも交え、講演した。

アステラス製薬、米国アイアンウッド社とLinaclotide(リナクロチド)に関するライセンス契約締結

アステラス製薬株式会社は10日、米国の医薬品会社アイアンウッド社と同社が米国にて便秘型過敏性腸症候群および慢性便秘の治療薬として開発中の「Linaclotide(リナクロチド、一般名)」について、日本およびインドネシア、韓国、フィリピン、台湾、タイ(以下「契約地域」)での開発、販売に関する独占的なライセンス契約を締結したと発表した。

女性の64%が免疫力を高めようと意識している

グラクソ・スミスクライン株式会社は11日、かぜ等が流行するシーズンの到来を控え、女性を対象とした『免疫力』に関する生活者意識調査を行った結果を発表した。調査期間は2009年10月22日から10月26日の5日間で、600人から有効回答を得た。その調査結果をもとに、現代人の『免疫力』に対する意識と対策方法、免疫力低下からくるといわれる病気とその対処法についてまとめたところ、20代~40代の女性に、去年より免疫力を高めようという意識が向上したかについて尋ねたところ(複数回答)、全体の64.0%が「はい(向上した)」と回答していたことがわかった。

バイオ医薬品生産技術プラットフォームBI-HEXにより、チャイニーズハムスター卵巣細胞を用いた抗体生産で高生産性を実現

ドイツ・ベーリンガーインゲルハイム社は2日、同社の研究チームが独自のバイオ医薬品生産技術プラットフォームBI-HEXにより、記録的な生産性で抗体生産を実現したと発表した。治療用モノクローナル抗体を発現させるCHO(チャイニーズハムスター卵巣)細胞の植種培養および流加培養で、1日に細胞1個あたり 100pg(1pgは1兆分の1g)以上の抗体生産を実現化したとのこと。

「アバスチン」、非小細胞肺がんに対する効能・効果、用法・用量の追加承認取得

中外製薬株式会社は9日、抗VEGFヒト化モノクローナル抗体ベバシズマブ(遺伝子組換え)-販売名『アバスチン点滴静注用100mg/4mL、同400mg/16mL』について、6日に厚生労働省より「扁平上皮癌を除く切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌」に対する効能・効果および用法・用量の追加に関する承認を取得したと発表した。

約9割の患者がより改善した経口血糖降下薬を希望-2型糖尿病の治療に関する調査

ノバルティスファーマ株式会社は9日、11月14日の「世界糖尿病デー」を前に、全国の30代から60代で、2型糖尿病に5年以上の罹患歴があり、現在も経口血糖降下薬による治療を行っている患者男女300名に対して行われた、2型糖尿病の治療に関するインターネット調査の結果を発表した(実施時期:2009年10月)。

リラグルチド、優れた血糖降下作用を1年間(52週)維持-国内第3相試験のデータより

ノボ ノルディスク ファーマ株式会社はカナダ・モントリオールで開催された世界糖尿病連合(略称:IDF)主催の第20回世界糖尿病会議(2009年10月18~22日)において、新規2型糖尿病治療薬ヒトGLP-1アナログ製剤リラグルチドの、日本国内で実施された2つの第3相臨床試験(52週)の結果を発表した。両試験から、日本人2型糖尿病患者に対するリラグルチドの優れた血糖降下作用、体重増加抑制効果、膵β細胞の機能を表す指標の改善が示され、長期的な臨床効果が示されと報告した。