(第51回日本糖尿病学会年次学術集会から) -2型糖尿病治療の新たな戦略- インクレチン治療(1) GLP-1誘導体

2008年5月21日~24日(土)まで、東京国際フォーラムにおいて、これまでで最多である11,623名が参加した「第51回日本糖尿病学会年次学術集会(会長:東京大学大学院医学系研究科 門脇 孝氏)」が、開催された。
(第51回日本糖尿病学会年次学術集会から) -2型糖尿病治療の新たな戦略- インクレチン治療(1) GLP-1誘導体
2008年5月21日~24日(土)まで、東京国際フォーラムにおいて、これまでで最多である11,623名が参加した「第51回日本糖尿病学会年次学術集会(会長:東京大学大学院医学系研究科 門脇 孝氏)」が、開催された。
「厳格な血圧コントロール」と「腎機能の改善」によって糖尿病合併高血圧例の予後が改善 -Challenge DM study CKDサブ解析より-
CKD治療のポイントは「厳格な血圧コントロール」と「腎機能改善」5月31日、第51回日本腎臓学会学術総会において梅村敏氏(横浜市立大学大学院医学研究科病態制御内科学)は、腎機能の低下と不十分な血圧コントロールが糖尿病を合併した高血圧症例の心血管系イベントの発症を増加させることを示し、血圧コントロールと腎保護の重要性を訴えた。
9割は自分のHbA1c値を知らない
サノフィ・アベンティス株式会社が行った調査から、血糖コントロールの重要な指標となるグリコヘモグロビン(HbA1c)の認知度が低いことがわかった。
医療従事者向けの子宮頸がん情報サイト開設
グラクソ・スミスクライン株式会社は、同社ホームページ内の医療従事者向けページに子宮頸がん情報サイトを新しく開設した。
新たな脳卒中の再発予防手段の誕生か? ~EPAが脳卒中の再発リスクを抑制(JELISサブ解析)~
高純度EPA製剤の有用性を検討したJELIS*(Japan EPA Lipid Intervention Study)のサブ解析が、雑誌『Stroke』のオンライン版に掲載された(1)。今回発表されたサブ解析は、脳卒中の発症抑制効果を調べたものである。結果、脳卒中の初発予防に関して、EPA投与群で8,841例中133例(1.5%)、EPA非投与群で8,862例中114例(1.3%)の発症率となり、統計学的な有意差は認められなかった。一方、脳卒中の再発予防に関しては、EPA投与群で485例中33例(6.8%)、EPA非投与群で457例中48例(10.5%)の発症率となり、相対リスクは20%減少した。
Challenge DM study発表される! -血糖管理に加えて徹底した血圧管理が心血管系イベントを抑制する重要な戦略-
23日、第51回日本糖尿病学会年次総会において河盛隆造氏(順天堂大学医学部)は、17,000例を超える糖尿病を合併した高血圧症例に関する観察研究『Candesartan antiHypertensive Assessment for Long Life Enrolled by General practitioners - target on hypertension with Diabetes Mellitus (Challenge-DM) study』の結果を初めて公表し、血糖管理に加えて血圧を130/80mmHg未満にコントロールすることで、さらに30%の心血管疾患系イベントの発症を抑制できることを示した。
ARBは心筋梗塞の発症抑制についてACE阻害薬より劣るのか? -ARB史上最大規模の試験「ONTARGET試験」は何をもたらしたか(2)-
“ARBは心筋梗塞の発症リスクを増加させるのか?”、“ARBの心筋梗塞発症抑制はACE阻害薬より劣るのか?”-これらの疑問に対する答えを一身に背負わされてきた試験が先ごろ発表された。冠動脈疾患ハイリスク例に対してACE阻害薬とARB テルミサルタン、そしてその2剤併用療法を比較したONTARGET試験1)だ。
喫煙者の7割がニコチン依存症
ファイザー株式会社が全国47都道府県の喫煙者9400人に対して行ったインターネット調査によると、7割が「ニコチン依存症」と判明した、という。そのうち、6割はニコチン依存症の自覚があるにもかかわらず、実際に医療関係者に禁煙について相談したのは1割以下だった。
【トピック】健康リスクの性差は子どもの時から始まる!?
性差による健康リスクは子どもの時にすでに始まっているようだ。米医学誌「Circulation」に掲載された研究によれば、男児の心疾患リスク増大等が10代から見られるという。
医薬品と栄養補助食品の相互作用に関するデータベースを作成
小林製薬株式会社は、医薬品と栄養補助食品の相互作用に関するデータベースを作成し、2008年5月1日より顧客対応を開始した。
子どもの外遊びはママの時代より減少と8割のママが認識 ほとんどのママが子どもの紫外線対策を実施できずにいる
ロート製薬株式会社が、関東圏及び関西圏の1歳~9歳の子どもを持つママ300名に子どもの外遊びと紫外線対策に関する意識を探るために行ったアンケート調査によると、4割のママが自分の子どもは他の子どもと比べて「よく外で遊ぶほう」だと思っている一方、約8割のママは自分の子どもの頃に比べて外遊びは減っていると認識していることがわかった。
リピトールの高用量投与群、慢性腎臓病患者の心臓発作および脳卒中発症リスクを低下
米国ファイザー社は、心疾患を有する慢性腎臓病患者において、リピトール(アトルバスタチンカルシウム)80mg投与群が、リピトール10mg投与群と比較し、心臓発作および脳卒中発症リスクを32%低下させたと発表した。この解析は、5年間にわたるTreating to New Targets(TNT)試験の終了後に計画され、完了したもので、米国心臓病学会誌(JACC:Journal of the American College of Cardiology)に発表されている。
40歳以上男性の2人に1人、女性は5人に1人がメタボリック
2006年度「国民健康・栄養調査」によると、40~74歳の男性の2人に1人、女性の5人に1人がメタボリックシンドロームが強く疑われる又は予備群と考えられることがわかった。
【トピック】「食べ過ぎ」中毒がメタボを導く!?
アルコール中毒やニコチン中毒など、いろいろな中毒があるが、食べ過ぎも中毒が原因かもしれない。そして、それがメタボの原因かもしれない。
禁煙をサポートするウェブサイト「すぐ禁煙.jp」
ファイザー株式会社は、経口禁煙補助薬「チャンピックス錠」の発売に合わせて、禁煙にチャレンジしたい喫煙者の禁煙治療をサポートするウェブサイト「すぐ禁煙.jp」(http://sugu-kinen.jp)を2008年5月8日にオープンする。
片頭痛治療薬「アマージ」発売
グラクソ・スミスクライン株式会社は、4月18日付で片頭痛治療薬「アマージ錠2.5mg」(一般名:ナラトリプタン塩酸塩)の販売を開始した。
経口2型糖尿病治療薬「ビルダグリプチン」国内で承認申請
ノバルティス ファーマ株式会社は、4月23日、経口2型糖尿病治療薬「ビルダグリプチン(一般名)」(開発コード:LAF237)について、製造販売承認の申請を行ったと発表した。
パルミコート吸入液、長期投与の安全性データが公表される
アストラゼネカ社は21日、乳幼児喘息治療に対する「パルミコート吸入液」の長期投与試験の結果を発表した。
パッチタイプの禁煙補助剤「シガノンCQ」、OTC医薬品として承認を取得
グラクソ・スミスクライン社は4月16日にパッチタイプの禁煙補助剤「シガノンCQ」が「禁煙時のイライラ・集中困難・落ち着かないなどの症状の緩和」の効能・効果をもつOTC医薬品として承認を取得したと発表した。
日本初の経口禁煙補助薬「チャンピックス錠」新発売
ファイザー社は、5月8日(木)にニコチン依存症の喫煙者に対する新しい禁煙補助薬「チャンピックス錠」(一般名:バレニクリン酒石酸塩)を発売すると発表した。