ARBは心筋梗塞の発症抑制についてACE阻害薬より劣るのか? -ARB史上最大規模の試験「ONTARGET試験」は何をもたらしたか(2)- “ARBは心筋梗塞の発症リスクを増加させるのか?”、“ARBの心筋梗塞発症抑制はACE阻害薬より劣るのか?”-これらの疑問に対する答えを一身に背負わされてきた試験が先ごろ発表された。冠動脈疾患ハイリスク例に対してACE阻害薬とARB テルミサルタン、そしてその2剤併用療法を比較したONTARGET試験1)だ。
喫煙者の7割がニコチン依存症 ファイザー株式会社が全国47都道府県の喫煙者9400人に対して行ったインターネット調査によると、7割が「ニコチン依存症」と判明した、という。そのうち、6割はニコチン依存症の自覚があるにもかかわらず、実際に医療関係者に禁煙について相談したのは1割以下だった。
【トピック】健康リスクの性差は子どもの時から始まる!? 性差による健康リスクは子どもの時にすでに始まっているようだ。米医学誌「Circulation」に掲載された研究によれば、男児の心疾患リスク増大等が10代から見られるという。
子どもの外遊びはママの時代より減少と8割のママが認識 ほとんどのママが子どもの紫外線対策を実施できずにいる ロート製薬株式会社が、関東圏及び関西圏の1歳~9歳の子どもを持つママ300名に子どもの外遊びと紫外線対策に関する意識を探るために行ったアンケート調査によると、4割のママが自分の子どもは他の子どもと比べて「よく外で遊ぶほう」だと思っている一方、約8割のママは自分の子どもの頃に比べて外遊びは減っていると認識していることがわかった。
リピトールの高用量投与群、慢性腎臓病患者の心臓発作および脳卒中発症リスクを低下 米国ファイザー社は、心疾患を有する慢性腎臓病患者において、リピトール(アトルバスタチンカルシウム)80mg投与群が、リピトール10mg投与群と比較し、心臓発作および脳卒中発症リスクを32%低下させたと発表した。この解析は、5年間にわたるTreating to New Targets(TNT)試験の終了後に計画され、完了したもので、米国心臓病学会誌(JACC:Journal of the American College of Cardiology)に発表されている。
40歳以上男性の2人に1人、女性は5人に1人がメタボリック 2006年度「国民健康・栄養調査」によると、40~74歳の男性の2人に1人、女性の5人に1人がメタボリックシンドロームが強く疑われる又は予備群と考えられることがわかった。
禁煙をサポートするウェブサイト「すぐ禁煙.jp」 ファイザー株式会社は、経口禁煙補助薬「チャンピックス錠」の発売に合わせて、禁煙にチャレンジしたい喫煙者の禁煙治療をサポートするウェブサイト「すぐ禁煙.jp」(http://sugu-kinen.jp)を2008年5月8日にオープンする。
経口2型糖尿病治療薬「ビルダグリプチン」国内で承認申請 ノバルティス ファーマ株式会社は、4月23日、経口2型糖尿病治療薬「ビルダグリプチン(一般名)」(開発コード:LAF237)について、製造販売承認の申請を行ったと発表した。
パッチタイプの禁煙補助剤「シガノンCQ」、OTC医薬品として承認を取得 グラクソ・スミスクライン社は4月16日にパッチタイプの禁煙補助剤「シガノンCQ」が「禁煙時のイライラ・集中困難・落ち着かないなどの症状の緩和」の効能・効果をもつOTC医薬品として承認を取得したと発表した。
日本初の経口禁煙補助薬「チャンピックス錠」新発売 ファイザー社は、5月8日(木)にニコチン依存症の喫煙者に対する新しい禁煙補助薬「チャンピックス錠」(一般名:バレニクリン酒石酸塩)を発売すると発表した。
プラミペキソール、むずむず脚症候群患者の睡眠障害を改善 日本ベーリンガーインゲルハイム社は、第60回米国神経学会議において非麦角系選択的D2受容体作動薬プラミペキソールによる治療が、レストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)に伴う睡眠障害の改善に有益とするデータが示されたと発表した。
平成20年4月1日から「がん性疼痛緩和指導管理料(100点)」が算定可能に 平成20年度診療報酬改定で、がん性疼痛の緩和を目的に医療用麻薬(オピオイド鎮痛薬)を投与しているがん患者に対して、WHO方式のがん性疼痛治療法に従って、計画的な治療管理と療養上必要な指導を継続的に行い、麻薬を処方することに対して「がん性疼痛緩和指導管理料(100点)」が算定できるようになった。保医発第0305001号(平成20年3月5日付)の「診療報酬の算定方法の制定等に伴う実施上の留意事項について」で通知された(下欄参照)。
受診経験のあるうつ病患者の約4人に1人が治療を中断した経験がある ファイザー株式会社が行った12歳以上の一般生活者のうち、うつ病・うつ病関連疾患で受診経験がある1,000名を対象にインターネット調査によると、受診経験のあるうつ病患者の約4人に1人が治療を中断したことがあることがわかった。
「閉塞性動脈硬化症」の自覚症状を感じても放置する人が8割 ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が実施した「足に関する認識調査」から、足の血管に起こった動脈硬化による血流不全のため、さまざまな障害を引き起こす「閉塞性動脈硬化症(PAD)」の自覚症状があっても病院に行く人は16%で、8割もの人が放置していることがわかった。