夕食の時間になると、決まってお腹がすくことを、不思議だと感じたことはないだろうか?英サリー大学のJonathan Johnston氏らが行った研究によると、それは単なる習慣的なことではなく、人間の体が周期的な食事の時間帯を予測している結果と考えられるという。この研究の詳細は、「Current Biology」に2月22日掲載された。
動物は、食物の入手可能性の高い時間帯を予測するために、概日リズム(1日24時間周期の生理活動)を活用していることが知られている。ただし、人間にもそのような能力があるのか否かは分かっていない。Johnston氏らは、人間も概日リズムによって食物を大量に手に入れられる時間帯を予測しているとの仮説を立て、以下の研究を行った。