TAVRは外科手術より死亡リスクが低い可能性がある?(コメンテーター:許 俊鋭 氏)-CLEAR! ジャーナル四天王(199)より- 提供元:臨床研究適正評価教育機構 ツイート 公開日:2014/05/09 企画協力J-CLEAR 本記事のコメンテーター 許 俊鋭( きょ しゅんえい ) 氏 東京都健康長寿医療センター センター長 J-CLEAR評議員 オリジナルのニュース TAVRは外科手術より死亡リスクが低い/NEJM(2014/04/17掲載) 昨年までの高リスク大動脈弁狭窄症(AS)に対するTAVI(TAVR)と外科的AVR(SAVR)の比較検討では、早期成績(30日死亡および入院死亡率)および中期成績(3ヵ月~3年死亡率)に差はないとされてきた1)~4)。また、無作為化割り付け試験において、TAVIはSAVRに比較してstrokeや血管合併症、永久的ペースメーカー装着率、中等度以上の人工弁周囲逆流発生率が高い結果1)が出て… ログインしてコンテンツへ 新規会員登録はこちら 医師 薬剤師 医学生 その他 医療関係者 記事全文がお読みいただけるようになるほか、ポイントプログラムにもご参加いただけます。 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) 許 俊鋭先生の他のコメント 心臓死ドナー心を用いた心臓移植成績(解説:許俊鋭氏) (2023/07/03掲載) 第3世代植込型LVAD(HeartMate 3)はポンプ血栓症の合併頻度が極めて少なく第2世代植込型LVAD(HeartMate II)に比較して5年生存率も良好である。(解説:許俊鋭 氏) (2022/10/11掲載) Impellaは心原性ショックを伴う急性心筋梗塞に対するPCI症例の循環補助にIABPよりも有効か有害か?:入院死亡率と出血合併症率の比較検討(解説:許俊鋭 氏)-1200 (2020/03/13掲載) 経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVR)と外科的大動脈弁置換術(SAVR)の5年の治療成績はどちらが優れているか?(解説:許俊鋭 氏)-1199 (2020/03/11掲載) 植込み型心臓用医療機器感染予防のための抗菌包装の有効性の検討(解説:許俊鋭 氏)-1037 (2019/05/08掲載) 完全磁気浮上遠心ポンプLVAD HeartMate 3 米国臨床試験最終報告(MOMENTUM 3 Trial)(解説:許俊鋭 氏)-1029 (2019/04/24掲載) MitraClipは低左心機能(HFrEF)に伴う二次性MR症例に有効(COAPT試験)(解説:許俊鋭 氏)-977 (2018/12/17掲載) HeartMate 3、MOMENTUM 3 臨床試験の2年の治療成績(解説:許 俊鋭 氏)-836 (2018/04/05掲載) HM 3とHM IIの多施設無作為化試験、生存率は同等もポンプ交換率に有意差(解説:許 俊鋭 氏)-647 (2017/02/28掲載) NOBLE試験ではLM病変に対するPCI治療はCABG治療に対して劣性であった(解説:許 俊鋭 氏)-611 (2016/11/21掲載) CABG手術時のトラネキサム酸投与は、術後出血リスクを半減する(解説:許 俊鋭 氏)-608 (2016/11/14掲載) 高齢者症候性大動脈弁生体弁人工弁置換の遠隔期治療成績(解説:許 俊鋭 氏)-602 (2016/10/19掲載) STICHES試験:CABG治療は虚血性心筋症(ICM)において10年生存率の生命予後を改善(解説:許 俊鋭 氏)-529 (2016/05/16掲載) SAPIEN 3のTAVR、intermediate riskの高度AS症例における1年間の治療成績はSAVRに優る(解説:許 俊鋭 氏)-528 (2016/05/13掲載) PARTNER 2試験:TAVRのintermediate riskの高度AS症例における2年間の治療成績はSAVRと同等(解説:許 俊鋭 氏)-527 (2016/05/12掲載) 優れた抗血栓性を目指し、ポンプ本体の内面をすべて生体材料で構成したCARMAT完全植込み完全置換型の開発と世界最初の臨床応用(解説:許 俊鋭 氏)-394 (2015/08/10掲載) PARTNER臨床試験におけるTAVRと内科治療の5年の治療成績比較(解説:許 俊鋭 氏)-335 (2015/04/07掲載) PARTNER臨床試験におけるTAVRと外科的AVR(SAVR)の5年の治療成績比較(解説:許 俊鋭 氏)-332 (2015/04/06掲載) PMS RegistryにおけるTAVRの1年成績(解説:許 俊鋭 氏)-330 (2015/04/02掲載) 中等度虚血性MR合併CABG症例の治療戦略:MVP併施は有効か?(解説:許 俊鋭 氏)-289 (2014/12/12掲載) 50~69歳の若年者大動脈弁置換における人工弁は、生体弁のほうが機械弁よりも妥当(reasonable)な選択肢か?(解説:許 俊鋭 氏)-269 (2014/10/31掲載) 〔CLEAR! ジャーナル四天王(73)〕 高齢者のOPCAB:手術成績の改善は見られず、再血行再建率が高い (2013/03/27掲載) 〔CLEAR! ジャーナル四天王(18)〕 安全な内視鏡的大伏在静脈グラフト(SVG)採取には熟練した内視鏡術者が不可欠である (2012/09/13掲載) その他の解説記事をみる J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)とは J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)は、臨床研究を適正に評価するために、必要な啓発・教育活動を行い、わが国の臨床研究の健全な発展に寄与することを目指しています。 本企画では、J-CLEARの活動の一環として、CareNet.comで報道された海外医学ニュース「ジャーナル四天王」に対し、臨床研究の適正な解釈を発信します。 詳しくはこちら このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 世界の死産率と新生児死亡率の傾向/Lancet(2024/11/19) 「サンドイッチ療法」を肺がん周術期治療の主軸に考えよ(解説:田中希宇人氏/山口佳寿博氏)(2024/11/19) 慢性期統合失調症患者の低握力が認知機能や精神症状と関連(2024/11/19) 日本の新型コロナワクチン接種意向、アジア5地域で最低/モデルナ(2024/11/19) アナフィラキシーの認識と対応にはいまだ課題も(2024/11/19) 「電気絆創膏」で皮膚感染を予防する可能性(2024/11/19) 中年初期の質の低い睡眠は中年後期の脳の老化と関連(2024/11/19) CAVI高値のCAD患者は発がんリスクが高い(2024/11/19) [ あわせて読みたい ] 高血圧治療ガイドライン2014(JSH2014) ~改訂のポイント~(2014/04/30) Dr.香坂の循環器診療 最前線<第4巻>(2014/04/15) 『高血圧治療ガイドライン2014』 発刊(2014/04/01) Dr.小田倉の心房細動な日々~ダイジェスト版~(2014/03/11) Dr.香坂の循環器診療 最前線<第3巻>(2014/02/01)
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