妊娠中の細菌性膣症に対する早期のクリンダマイシンの効果:多施設二重盲検ランダム化比較試験(PREMEVA)(解説:吉田 敦 氏、吉田 穂波 氏)-949

提供元:臨床研究適正評価教育機構

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公開日:2018/11/12

本記事のコメンテーター

吉田 敦( よしだ あつし ) 氏

東京女子医科大学 感染症科

J-CLEAR推薦コメンテーター

吉田 穂波( よしだ ほなみ ) 氏

神奈川県立保健福祉大学 ヘルスイノベーションスクール設置準備担当

J-CLEAR推薦コメンテーター

細菌性膣症(BV)では、膣内のラクトバチルス属が減少、嫌気性菌やマイコプラズマが増加する。いわば膣のマイクロバイオータ(microbiota)のバランスが乱れるものとされているが、妊娠中ではBVは2倍以上に増加する。とくに16~20週での合併率は4~7倍に上昇するという。さらにBVを有する妊婦では、自然流産のリスクが9倍、母体感染のリスクが2倍以上になると報告されたが、この相関の原因は不明であった。
しかしながら膣細菌叢…

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