10月23日開催、第7回近視研究会学術集会【ご案内】

提供元:ケアネット

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公開日:2022/10/20

 

 文部科学省の2021年度「学校保健統計調査」によると、裸眼視力が0.3未満の小学生は過去40年間で、約3倍程度に増加しているという。2019年に発表された研究によれば、都内の小学校では76.5%が、中学校では94.9%が近視であり、中でも強度近視有病率が小学校、中学校でそれぞれ4%、11.3%に達していることがわかっている。世界でも、近視人口は2010年の19億5,000万人から、2050年には47億5,800万人に達し、そのうち9億3,800万人は強度近視になるという予測もある。強度近視が失明の重大なリスクとなり、増加する近視人口への対応が各国で急務となっていることから、研究や治療法の開発が進んでいる。

 近視の原因は、遺伝的要因だけではなく、近年では生活習慣も関係していることが解明されてきた。とくに疫学研究に基づき1日に2時間の屋外活動をすることで、近視進行が抑制されたという報告が知られている。このような背景の中、日本国内においても、薬剤治療、光学的治療などが臨床研究として実施されており、さらには太陽光に含まれるバイオレットライトが近視進行抑制に効果的であるという研究に基づき、その背景にあるメカニズムの解明、さらには臨床応用に向けた治験なども進行している。

 今回の近視研究会学術集会では近視進行予防に関する、最先端の研究内容のアップデートを網羅する。

 開催概要は以下のとおり。

【日時】
2022年10月23日(日) 13:00~16:35

【開催形式】
現地およびオンラインによるハイブリッド開催
※会場:慶應義塾大学三田キャンパス 北館ホール

【主なプログラム】
・近視疫学研究~高度近視眼の眼球形態と合併症~
・強膜小胞体ストレスへの介入による近視進行制御の可能性
・簡易視力測定アプリによる自己視力測定の重要性
・近視進行抑制におけるバイオレットライトの可能性
・Increased choroidal thinning associated with Accommodation and Retinal OFF-Pathway Overstimulation
・Effect of Repeated Low-Level Red-Light Therapy for Myopia Control in Children: A Multicenter Randomized Controlled Trial

【主催】
近視研究会

詳細はこちら:http://myopia.jp/guide/

(ケアネット)