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経口2型糖尿病治療薬「グラクティブ錠」製造販売承認取得

小野薬品工業株式会社は16日、2007年12月に承認申請していた経口2型糖尿病治療薬「グラクティブ錠25mg」「グラクティブ錠50mg」「グラクティブ錠100mg」(一般名:シタグリプチンリン酸塩水和物)について、製造販売承認を取得したと発表した。グラクティブ錠は、2004年11月に締結された小野薬品と米メルク社とのライセンス契約に基づき、小野薬品と万有製薬株式会社が国内共同開発したもの。

成人気管支喘息治療薬「シムビコートタービュヘイラー」製造販売承認取得

アストラゼネカ株式会社は16日、成人気管支喘息治療薬「シムビコートタービュヘイラー30吸入、同60吸入」の製造販売承認を取得したと発表した。同製品は、アストラゼネカ株式会社が製造・開発を担当、アステラス製薬株式会社が流通・販売を担当し、プロモーション活動は両社で行うという。

天然型インターフェロン ベータ製剤「フエロン」にC型慢性肝炎に対するリバビリンとの併用の効能追加

東レ株式会社は16日、第一三共株式会社と共同開発し販売している天然型インターフェロン ベータ製剤「フエロン」(製品名:フエロン注射用100万・注射用300万・注射用600万)について、「リバビリンとの併用によるC型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善」を新たな効能・効果として国内で承認を取得したと発表した。これにより、フエロンはインターフェロン ベータ製剤としては初めて、リバビリンとの併用が可能になる。

遺伝子組換え血液凝固第IX因子製剤「ベネフィクス」 承認取得

ワイス株式会社は16日、血液凝固IX因子製剤としては国内で唯一、また初めてとなる遺伝子組換え製剤である「ベネフィクス 静注用」(一般名:ノナコグアルファ)の承認を取得したと発表した。ベネフィクスは、血友病B(先天性血液凝固第Ⅸ因子欠乏症)患者の出血傾向を抑制する。薬価収載を得た後に販売開始される。

国内初、小児用肺炎球菌ワクチン「プレベナー」承認取得

ワイス株式会社は16日、7価肺炎球菌結合型ワクチン(製品名:プレベナー 水性懸濁皮下注)の製造販売承認を取得したと発表した。プレベナーは、細菌性髄膜炎、菌血症などの侵襲性肺炎球菌感染症を予防する国内初の小児用肺炎球菌結合型ワクチン。今後検定などの諸手続きを経て、2010年春までには発売を開始する予定とのこと。

HerceptinがHER2の高発現が認められた胃がんにおいて優れた延命効果あり

スイス・ロシュ社は9月24日、第III相臨床試験であるToGA試験の詳細な解析から、HER2が特に高度に発現している胃がん患者に対して、標準化学療法(Xelodaまたは静注 5-FUおよびcisplatin)にHerceptin(trastuzumab)を追加した場合、優れた延命効果がもたらされたことが明らかになったと発表した。中外製薬株式会社が16日に報告した。

喘息患者の8割以上が新型インフルエンザに不安 “インフルエンザ”に関するアンケート調査結果より 

グラクソ・スミスクライン株式会社は15日、喘息患者が新型インフルエンザの流行に関してどのように感じ、行動しているかを探るため、全国の喘息患者500人を対象にインターネットによるアンケート調査を行い、その結果を報告した。ニューヨーク市における事例では、新型インフルエンザによる死亡者の約1/4が喘息を含む呼吸器障害を持っていたとの報告もあり、喘息の患者は新型インフルエンザ感染によるリスクが高いと考えられることから、今回の調査を実施したという。

点眼薬における新しい抗菌コントロールメカニズムを新たに解明

ライオン株式会社 生物科学研究所及び薬品第1研究所は15日、一般用点眼薬に防腐剤として広く配合されている「塩化ベンザルコニウム」を使用せず、「トロメタモール」、「ホウ酸」、「EDTA(エデト酸)」の3つの成分(以下、TBEと略)の菌をコントロールするメカニズムについて初めて解明したと発表した。