医療一般|page:591

「アバスチン」、非小細胞肺がんに対する効能・効果、用法・用量の追加承認取得

中外製薬株式会社は9日、抗VEGFヒト化モノクローナル抗体ベバシズマブ(遺伝子組換え)-販売名『アバスチン点滴静注用100mg/4mL、同400mg/16mL』について、6日に厚生労働省より「扁平上皮癌を除く切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌」に対する効能・効果および用法・用量の追加に関する承認を取得したと発表した。

約9割の患者がより改善した経口血糖降下薬を希望-2型糖尿病の治療に関する調査

ノバルティスファーマ株式会社は9日、11月14日の「世界糖尿病デー」を前に、全国の30代から60代で、2型糖尿病に5年以上の罹患歴があり、現在も経口血糖降下薬による治療を行っている患者男女300名に対して行われた、2型糖尿病の治療に関するインターネット調査の結果を発表した(実施時期:2009年10月)。

リラグルチド、優れた血糖降下作用を1年間(52週)維持-国内第3相試験のデータより

ノボ ノルディスク ファーマ株式会社はカナダ・モントリオールで開催された世界糖尿病連合(略称:IDF)主催の第20回世界糖尿病会議(2009年10月18~22日)において、新規2型糖尿病治療薬ヒトGLP-1アナログ製剤リラグルチドの、日本国内で実施された2つの第3相臨床試験(52週)の結果を発表した。両試験から、日本人2型糖尿病患者に対するリラグルチドの優れた血糖降下作用、体重増加抑制効果、膵β細胞の機能を表す指標の改善が示され、長期的な臨床効果が示されと報告した。

「フルダラ静注用50mg」「フルダラ錠10mg」にそれぞれ適応追加

バイエル薬品株式会社とジェンザイム・ジャパン株式会社は9日、両社が共同プロモーションを行っている「フルダラ静注用50mg」(一般名:フルダラビンリン酸エステル)の効能・効果として「再発又は難治性の低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫及びマントル細胞リンパ腫」が、「フルダラ錠10mg」(一般名:フルダラビンリン酸エステル)の効能・効果として「貧血又は血小板減少症を伴う慢性リンパ性白血病」が、2009年11月6日付で新たに承認されたと発表した。

抗生物質「VIBATIVTM(テラバンシン)」米国で新発売

アステラス製薬株式会社は6日、米国テラバンス社より導入した抗生物質「VIBATIVTM(一般名:テラバンシン)」について、当社の米国子会社アステラス ファーマ US, Inc.が「メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)およびメチシリン感受性黄色ブドウ球菌(MSSA)を含むグラム陽性菌に起因する複雑性皮膚・軟部組織感染症(cSSSI)」を適応症として新発売した。

特定の環境下において、二酸化塩素ガスがネコカリシウイルスに対して除去効果あり

大幸薬品株式会社は5日、10月30日に東京で開催された「第58回日本感染症学会(東日本地方会学術会)・第56回日本化学療法学会(東日本支部総会)合同学会」にて「モデル環境内及び部屋内での付着したネコカリシウイルス(ノロウイルスの代替)に対する二酸化塩素ガスの有効性の検討」という演題で、特定の環境下において、二酸化塩素ガス(以下「ClO2ガス」)がネコカリシウイルス(以下「FCV」)に対して除去効果があることを発表したと報告した。

5q-を伴う低/中間-1リスクの骨髄異形成症候群による貧血治療 -レナリドミドを承認申請

2009年11月4日、セルジーン株式会社は新規免疫調節薬の1つである「レナリドミド水和物(以下、レナリドミド)」を「5番染色体長腕部異常を伴う骨髄異形成症候群(以下、MDS)による貧血治療薬」として、医薬品製造販売承認申請を行った。同日、帝国ホテルでプレスセミナーが開催され、東京医科大学内科学第1講座主任教授の大屋敷一馬氏がMDSの概要と、レナリドミドを含めた今後の治療薬について講演を行った。 なお、本年6月には「再発又は難治性の多発性骨髄腫」の治療薬としてデキサメタゾンとの併用によるレナリドミドの承認申請を行っている。

第一三共 抗インフルエンザウイルス薬CS-8958第III相臨床試験を開始

第一三共株式会社は5日、抗インフルエンザウイルス薬CS-8958の日本での予防適応取得に向けた第III相臨床試験を開始したと発表した。CS-8958は、laninamivirのプロドラッグ体であり長時間作用型のノイラミニダーゼ阻害剤。インフルエンザウイルスの感染部位である、気道において直接作用を発揮する吸入治療剤で、1回の投与でインフルエンザに対する効果を示すとのこと。

新種の辛くないトウガラシに抗肥満効果あり

味の素株式会社は2日、新種の辛くないトウガラシ「CH-19甘」から抽出された成分「カプシエイト」の最新のメカニズム研究について、北米肥満学会(2009年10月24-28日 米国ワシントンD.C.にて開催)で発表したと報告した。研究では、カプシエイトが体重増加抑制ならびに腹部脂肪蓄積抑制を引き起こすことが明らかになったという。