細気管支炎乳児には高流量酸素療法が有用/NEJM
集中治療室(ICU)以外で治療された細気管支炎乳児において、鼻カニューレを用いた高流量酸素療法(ネーザルハイフロー:NHF)は、標準酸素療法と比較すると、治療失敗による治療の段階的な増強を要する割合が有意に低下した。オーストラリア・Lady Cilento Children’s HospitalのDonna Franklin氏らが、細気管支炎乳児を対象とした多施設共同無作為化比較試験の結果を報告した。NHFは、有効性に関する質の高いエビデンスが限られているものの、細気管支炎乳児での使用が増加しているという。ICU以外におけるNHFの有効性は不明であった。NEJM誌2018年3月22日号掲載の報告。