FFRCT+CT、CT単独よりも冠動脈疾患の診断精度を改善/JAMA
心臓CT検査による血流予備量比(FFR)の測定+CT所見の診断能は、CT単独よりも、血行動態的に有意な冠動脈疾患(CAD)の診断精度および識別能を改善することが、米国・カリフォルニア大学デイヴィッド・ゲフィン医科大学院のJames K. Min氏らの検討の結果、報告された。心臓CTは非侵襲的な冠動脈狭窄検査だが、狭窄が虚血を生じるは判定しない。一方、FFRは冠動脈狭窄の生理学的指標だが侵襲的手技を要する。FFRCTは生理学的有意性を判定する斬新な方法であるが、これまでその診断能については十分に調べられていなかった。JAMA誌2012年9月26日号の掲載報告。