中等度の関節リウマチ患者にはエタネルセプト+MTXが低疾患活動性を維持/Lancet
活動性が中等度の関節リウマチ患者には、エタネルセプト(商品名:エンブレル)を中断することなく、従来投与量または低用量+メトトレキサート(同:リウマトレックスほか)の併用投与が、低疾患活動性の維持に有効であることが、オーストリア・ウィーン&ヒーツィング医科大学病院のJosef S Smolen氏らによる「PRESERVE」試験の解析の結果、報告された。同試験は、中等度疾患活動性の関節リウマチ患者において、エタネルセプトの低用量または中断によって低疾患活動性が維持可能かを評価することを目的とした無作為化試験。これまで関節リウマチの治療目標は臨床的寛解と低疾患活動性の維持を基本とするが、患者の多くを占める中等度患者における治療効果は十分に検討されていなかった。Lancet誌2013年3月16日号(オンライン版2013年1月17日号)掲載の報告。