遠隔医療は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック初期に医師が患者を診察するための方法として普及したが、外科手術を受ける患者にとってのアクセシビリティ(利用のしやすさ)については不明なことが多かった。そうした中、遠隔医療を利用した外科手術患者は、対面診療を利用した患者に比べて、手術の前後に予定されていた診療を受ける確率がはるかに高いことが、新たな研究で示唆された。米アラバマ大学バーミンガム校のConnie Shao氏らが実施したこの研究の結果は、米国外科医学会(ACS)臨床会議(Clinical Congress 2022、10月16〜20日、米サンディエゴ)で発表された。