広範囲梗塞の患者にも経皮的脳血栓回収術の有効性が示された(解説:高梨 成彦 氏)-1500 提供元:臨床研究適正評価教育機構 ツイート 公開日:2022/03/16 企画協力J-CLEAR 本記事のコメンテーター 高梨 成彦( たかなし しげひこ ) 氏 東京都健康長寿医療センター 脳神経外科医長 オリジナルのニュース 日本人重症脳梗塞、血管内治療+薬物療法は薬物療法単独より有益/NEJM(2022/02/17掲載) ASPECTS 5点以下の大きな虚血コアを有する症例に対する、経皮的脳血栓回収術の有効性を示唆する後方視的研究はこれまでいくつか報告されている。本研究はランダム化比較試験で、主要評価項目である90日後のmRSが0~3であった患者の割合は内科治療群が13%であったのに対して、血管内治療群が31%と有意な予後改善効果が示された。虚血コアが大きいことで再開通後の出血が危惧されるところであるが、すべての頭蓋内出血こそ血管内… ログインしてコンテンツへ 新規会員登録はこちら 医師 薬剤師 医学生 その他 医療関係者 記事全文がお読みいただけるようになるほか、ポイントプログラムにもご参加いただけます。 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) 高梨 成彦先生の他のコメント 血腫洗浄が再手術の率を下げる効果があるといえる(解説:高梨成彦氏) (2024/08/07掲載) 広範囲虚血患者に対する経皮的脳血栓回収術の有効性が示された(解説:高梨成彦氏) (2023/06/13掲載) 経皮的脳血栓回収術後の血圧管理について1つの指標が示された(解説:高梨成彦氏) (2023/02/14掲載) 内科治療に血管内治療を追加する有効性は示されなかったものの、周術期合併症率は低く抑制された(解説:高梨成彦氏) (2022/09/22掲載) tPA静注+経皮的脳血栓回収術が今後も標準治療として選択されることになるだろう(解説:高梨成彦氏) (2022/08/17掲載) 無症候性内頚動脈狭窄症に対する内科治療の高い発症抑制効果が確認された(解説:高梨成彦氏) (2022/07/06掲載) 出張血管内治療方式では血栓回収術を開始するまでの時間が大幅に短縮された(解説:高梨成彦氏) (2022/06/07掲載) 6時間以上経過した脳主幹動脈閉塞患者に対する血管内治療の有効性について、さらに強いエビデンスとなる結果(解説:高梨成彦氏) (2022/01/14掲載) 併用療法の有効性が示唆される結果となった(解説:高梨成彦氏) (2021/11/19掲載) その他の解説記事をみる J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)とは J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)は、臨床研究を適正に評価するために、必要な啓発・教育活動を行い、わが国の臨床研究の健全な発展に寄与することを目指しています。 本企画では、J-CLEARの活動の一環として、CareNet.comで報道された海外医学ニュース「ジャーナル四天王」に対し、臨床研究の適正な解釈を発信します。 詳しくはこちら このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 前糖尿病の肥満へのチルゼパチド、糖尿病発症リスク93%減/NEJM(2024/11/22) 生後2年間のデジタル介入で肥満リスク低下/JAMA(2024/11/22) BRCA1/2病的バリアント保持者における乳がん後の二次原発がんリスク/JCO(2024/11/22) 家庭内のインフル予防、手指衛生やマスクは効果ある?~メタ解析(2024/11/22) 統合失調症患者に対する抗精神病薬の投与経路変更の影響は〜メタ解析(2024/11/22) 「週末戦士」でも脳の健康に利点あり(2024/11/22) 減量薬のアクセス拡大が年4万人以上の米国人の命を救う可能性(2024/11/22) 抗てんかん薬の早期処方が認知症リスクの低さと関連(2024/11/22) [ あわせて読みたい ] 医療マンガ大賞2021「膵臓がんの母」受賞者描き下ろし作品(フクラアカリガエル氏)(2022/03/02) Dr.増井の心電図ハンティング2 失神・不整脈編(2021/12/10) Dr.林の笑劇的救急問答16<下巻> 皮膚科救急編(2021/05/10) 総合内科専門医試験オールスターレクチャー アレルギー(2021/04/20) Dr.須藤の輸液大盤解説(2021/04/10) 医師がマスコットとしてSNSで発信する理由 コロワくん×コム太の犬対談(2021/04/08) Dr.林の笑劇的救急問答16<上巻> 肺炎編(2021/01/10) 脳血管内治療STANDARD(2020/12/10) Dr.増井の心電図ハンティング(2020/07/10) Dr.林の笑劇的救急問答15<下巻>(2020/06/10)