SGLT2阻害薬は認知症の発症をも予防できるのか?(解説:住谷 哲 氏)-1870 提供元:臨床研究適正評価教育機構 ツイート 公開日:2024/10/04 企画協力J-CLEAR 本記事のコメンテーター 住谷 哲( すみたに さとる ) 氏 社会福祉法人恩賜財団大阪府済生会泉尾病院 糖尿病・内分泌内科 主任部長 J-CLEAR評議員 オリジナルのニュース SGLT2阻害薬による長期治療、2型DMの認知症予防に有効/BMJ(2024/09/09掲載) SGLT2阻害薬の慢性腎臓病や心不全合併2型糖尿病患者における臓器保護作用は確立している。また、最近ではSGLT2阻害薬が肝臓がんの発症を抑制するとの報告もなされている。がんと並んで高齢者糖尿病患者で問題になるのが認知症である。本論文では韓国の住民コホートデータベースを用いて、DPP-4阻害薬と比較してSGLT2阻害薬の投与が2型糖尿病患者の認知症発症を抑制するかどうかが検討された。 本研究は無作為化試験ではなく… ログインしてコンテンツへ 新規会員登録はこちら 医師 薬剤師 医学生 その他 医療関係者 記事全文がお読みいただけるようになるほか、ポイントプログラムにもご参加いただけます。 参考文献・参考サイトはこちら 1)Chou OHI, et al. J Natl Compr Canc Netw. 2024;22:e237118. 2)Malik ME, et al. Lancet Healthy Longev. 2023;4:e552-e560. 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) 住谷 哲先生の他のコメント リラグルチドは小児肥満の治療薬として有効である(解説:住谷哲氏) (2024/11/06掲載) チルゼパチドの体重減少作用は東アジア人においても認められた(解説:住谷哲氏) (2024/07/23掲載) メトホルミンに追加すべき薬剤はSGLT2阻害薬、DPP-4阻害薬それともSU薬?(解説:住谷哲氏) (2024/07/01掲載) 2型糖尿病患者に対する肥満外科手術bariatric surgeryの長期有効性が示された(解説:住谷哲氏) (2024/04/12掲載) GLP-1受容体作動薬の投与には適切な患者をSELECTするのが肝要だろう(解説:住谷哲氏) (2024/02/02掲載) teplizumabの登場で1型糖尿病治療は新たなステージへ(解説:住谷哲氏) (2024/01/11掲載) Hybrid closed loop(HCL)療法は1型糖尿病合併妊娠においても有効である(解説:住谷哲氏) (2023/12/21掲載) 肥満2型糖尿病患者に強化インスリン療法は必要か?(解説:住谷哲氏) (2023/12/01掲載) 2型糖尿病治療薬としてのGIP/GLP-1/グルカゴン受容体作動薬retatrutide(解説:住谷哲氏) (2023/09/12掲載) 経口セマグルチド(リベルサス)の最大投与量は50mgで決着か?(解説:住谷哲氏) (2023/08/31掲載) バイアスドリガンドorforglipronは2型糖尿病・肥満症治療のgame changerになり得るか?(解説:住谷哲氏) (2023/08/09掲載) 妊娠糖尿病への早期治療介入は時期尚早か(解説:住谷哲氏) (2023/06/22掲載) triple agonist LY3437943はdual agonist チルゼパチドを凌駕する薬剤となりうるか?(解説:住谷哲氏) (2023/02/08掲載) アラーム付き間歇スキャンCGM vs. SMBG-試合前から勝負あり?(解説:住谷哲氏) (2023/01/10掲載) 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