BMIに基づく青少年の「やせ」の新定義
青少年における栄養失調は公衆衛生上の重要課題である。栄養失調は、身長の割に体重が低い「痩身(wasting)」よりも、年齢の割にbody mass index(BMI)が低い「やせ(thinness)」として評価すべきであるが、青少年の「やせ」に関するBMIの適切なカットオフ値は明確ではない。 イギリス・ロンドン大学児童保健研究所小児疫学・統計学センターのTim J. Cole氏らは、18歳時のBMIに基づいて青少年のやせを定義し、そのカットオフ値を決定するための検討を行った。BMJ誌6月25日付オンライン版、7月28日付本誌掲載の報告から。