溶出ステント、シロリムスとエベロリムスの5年の評価/Lancet
超薄型ストラット生分解性ポリマー・シロリムス溶出ステント(Orsiro)は、薄型ストラット耐久性ポリマー・エベロリムス溶出ステント(Xience)と比べ、5年時点の標的病変不全発生リスクは同等であることが、スイス・ベルン大学のThomas Pilgrim氏らによる多施設共同無作為化非劣性単盲検試験「BIOSCIENCE」の結果、示された。一方で、OrsiroはXienceに比べ全死因死亡および非心血管死が有意に高かったことから、著者は「試験を継続し、注意深く観察する必要がある」と述べている。同試験では、1年時点の安全性・有効性アウトカムについて、OrsiroはXienceに対し非劣性であることが示されていた。Lancet誌オンライン版2018年8月28日号掲載の報告。