praliciguat、HFpEF患者の最高酸素摂取量を改善せず/JAMA

左室駆出率(LVEF)の保たれた心不全(HFpEF)患者の治療において、経口可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激薬praliciguatはプラセボに比べ、全身持久力の指標である最高酸素摂取量(peak VO2)を改善せず、6分間歩行検査(6-MWT)距離や換気効率にも有意な差はないことが、米国・タフツ医療センターのJames E. Udelson氏らが行った「CAPACITY HFpEF試験」で示された。研究の成果は、JAMA誌2020年10月20日号で報告された。HFpEFは、一般に一酸化窒素(NO)の欠乏で特徴付けられ、NO-sGC-サイクリックグアノシン一リン酸(cGMP)のシグナル伝達経路の増強は、HFpEFの治療標的となる可能性があるという。