罰則による入院後合併症削減プログラム、効果は?/BMJ
米国では、「入院後発生合併症削減プログラム(Hospital Acquired Condition Reduction Program:HACRP)」の下で、メディケア・メディケイド・サービスセンター(CMS)が、安全性に関する実績が低い病院に金銭的な罰則を科している。同国ミシガン大学のRoshun Sankaran氏らは、この罰則の影響について調査を行い、入院後発生合併症(HAC)や30日再入院、30日死亡の発生率に変化はなく、臨床的に意義のある改善に進展はみられないことを示した。BMJ誌2019年7月3日号掲載の報告。