ビソプロロール錠0.625mg供給不足に伴う対応/日本心不全学会
16日、ビソプロロール錠の供給が多くの地域で不足する事態となっていることを受け、日本心不全学会が提言を公表した。本剤は、左室駆出率が低下した心不全の標準治療薬として重要な役割を果たすものであり、供給が安定するまでの間の対応策として以下が提案された。
(1)供給不足に伴いβ遮断薬の投薬を中止することは避ける。
(2)ビソプロロール錠0.625mgを処方する場合、できる限り長期処方を避ける。
(3)ビソプロロール錠2.5mgの供給がある場合は、用量に応じて0.25錠(0.625mg)あるいは0.5錠(1.25mg)として同用量を継続する。
(4)投与継続が困難な場合、以下を参考にカルベジロール錠へ切り替える。