原因不明の脳梗塞患者に潜む心房細動(解説:高月 誠司 氏)-247 提供元:臨床研究適正評価教育機構 ツイート 公開日:2014/09/25 企画協力J-CLEAR 本記事のコメンテーター 高月 誠司( たかつき せいじ ) 氏 慶應義塾大学医学部 不整脈先進治療学寄附研究講座 特任教授 J-CLEAR推薦コメンテーター オリジナルのニュース 原因不明の脳卒中後の心房細動検出に、着用型長期間心臓モニターが有用/NEJM(2014/07/07掲載) 脳梗塞症例のうち20~40%は、適切な診断評価を行っても原因が不明とされ、これをCryptogenic stroke(原因不明の脳梗塞)という。心房細動による心原性脳梗塞は再発の頻度が高く、しかも重篤な症状を残すことが多い。初回脳梗塞発作時に適切に心房細動と診断し適切な抗血栓療法を行えば、患者の予後を改善する可能性がある。しかし発作性心房細動症例では脳梗塞発症時に洞調律に戻っていると、その診断に苦慮することがある。 ログインしてコンテンツへ 新規会員登録はこちら 医師 薬剤師 医学生 その他 医療関係者 記事全文がお読みいただけるようになるほか、ポイントプログラムにもご参加いただけます。 参考文献・参考サイトはこちら 1) Gladstone DJ, et al. N Engl J Med. 2014; 370: 2467-2477. 2) Sanna T, et al. N Engl J Med. 2014; 370: 2478-2486. 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) 高月 誠司先生の他のコメント 今、肺静脈隔離にシャム試験?(解説:高月誠司氏) (2024/11/29掲載) 心臓植込み電気デバイスの革新的一歩 ーモジュール式リードレスペーシング除細動システムー(解説:高月誠司氏) (2024/07/01掲載) パルスフィールドアブレーションは心房細動治療のゲームチェンジャーになりうるか(解説:高月誠司氏) (2023/11/30掲載) etripamilは上室頻拍に対する特効薬となるか(解説:高月誠司氏) (2023/08/04掲載) 左房後壁は隔離すべきなのか?(解説:高月誠司氏) (2023/03/07掲載) 心室細動に対する除細動法が変わる?(解説:高月誠司氏) (2023/01/11掲載) 心房細動患者に対する心臓手術では左心耳閉鎖も追加すべきである(解説:高月誠司氏) (2021/10/07掲載) 発作性心房細動に対しては、抗不整脈薬よりもカテーテルアブレーションである(解説:高月誠司氏)-1338 (2021/01/08掲載) ICD/CRT-Dデバイス、謝礼金額の「影響」とは(解説:高月誠司氏)-1337 (2021/01/07掲載) 心房細動治療が変わるEAST-AFNET 4試験(解説:高月誠司氏)-1294 (2020/10/13掲載) AIは洞調律の心電図から発作性心房細動を診断できるのか(解説:高月誠司氏)-1114 (2019/09/26掲載) カテーテルアブレーションで心房細動は根治するか?(解説:高月誠司氏)-1035 (2019/05/06掲載) 冠動脈疾患の心不全、洞調律患者に対するリバーロキサバンの効果(COMMANDER HF)検証すべき仮説だったのか?(解説:高月誠司氏)-927 (2018/10/11掲載) リバーロキサバンの安定型冠動脈疾患に対する効果(解説:高月誠司氏)-745 (2017/10/16掲載) ADVICE試験:心房細動アブレーションにおいてアデノシンによるdormant conductionの確認は必要か?(解説:高月 誠司 氏)-395 (2015/08/11掲載) その他の解説記事をみる J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)とは J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)は、臨床研究を適正に評価するために、必要な啓発・教育活動を行い、わが国の臨床研究の健全な発展に寄与することを目指しています。 本企画では、J-CLEARの活動の一環として、CareNet.comで報道された海外医学ニュース「ジャーナル四天王」に対し、臨床研究の適正な解釈を発信します。 詳しくはこちら このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 複雑CAD併存の重症AS、FFRガイド下PCI+TAVI vs.SAVR+CABG/Lancet(2024/12/20) 慢性心血管系薬のアドヒアランス不良、リマインドメッセージでは改善せず/JAMA(2024/12/20) “Real-world”での高齢者に対するRSVワクチンの効果(解説:山口佳寿博氏/田中希宇人氏)(2024/12/20) 切除不能肝細胞がん、アテゾ+ベバがTACEの代替となる可能性/ESMO Asia2024(2024/12/20) EGFR陽性NSCLCの1次治療、オシメルチニブ+化学療法のアジア人データ(FLAURA2)/ESMO Asia2024(2024/12/20) 進行・再発子宮体がんの新たな治療選択肢/AZ(2024/12/20) 導入療法後に病勢進行のないHR+/HER2+転移乳がん1次治療、パルボシクリブ追加でPFS改善(PATINA)/SABCS2024(2024/12/20) 統合失調症発症後20年間における抗精神病薬使用の変化(2024/12/20) SGLT2阻害薬はがん発症を減らすか~日本の大規模疫学データ(2024/12/20) [ あわせて読みたい ] 診療よろず相談TV シーズンII(2014/07/03) 久山町研究における脂肪酸解析-医薬品としての高純度EPA製剤の重要性-(2014/09/22) スキンヘッド脳外科医 Dr. 中島の 新・徒然草(2014/01/20) アリスミアのツボ(2014/09/01) Vol. 2 No. 3 特集 肺高血圧症診療の実践(2014/07/24) 高血圧治療ガイドライン2014(JSH2014) ~改訂のポイント~(2014/04/30) PADの治療戦略と エビデンス(2014/04/23)