ADVICE試験:心房細動アブレーションにおいてアデノシンによるdormant conductionの確認は必要か?(解説:高月 誠司 氏)-395

提供元:臨床研究適正評価教育機構

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公開日:2015/08/11

本記事のコメンテーター

高月 誠司( たかつき せいじ ) 氏

慶應義塾大学医学部 不整脈先進治療学寄附研究講座 特任教授

J-CLEAR推薦コメンテーター

 心房細動のトリガーの多くは肺静脈に存在し、肺静脈入口部周囲を焼灼し、肺静脈と左心房との電気伝導をブロックすることで心房細動を予防するというのが、発作性心房細動に対するカテーテルアブレーションである。これを肺静脈隔離と呼ぶが、肺静脈隔離後にアデノシンを急速静注すると、一時的に肺静脈と左房との伝導が再開することがある。これをdormant conduction (DoC)と呼んでいる。dormantとは休んでいるという意味であ…

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