降圧薬の低用量3剤合剤は軽度から中等度の高血圧患者においても、安全に降圧目標への到達率を改善できる(解説:石川 讓治 氏)-939 提供元:臨床研究適正評価教育機構 ツイート 公開日:2018/10/26 企画協力J-CLEAR 本記事のコメンテーター 石川 讓治( いしかわ じょうじ ) 氏 東京都健康長寿医療センター 循環器内科 部長 J-CLEAR推薦コメンテーター オリジナルのニュース 軽中等症の高血圧、低用量3剤配合剤vs.通常ケア/JAMA(2018/08/28掲載) 日本高血圧治療ガイドライン2014においては、カルシウムチャンネル拮抗薬、アンジオテンシンII受容体拮抗薬およびサイアザイド利尿薬の3種類のいずれかを降圧薬の第1選択とし、降圧目標に達しなかった場合に他の降圧薬を追加することが推奨されている。英国のNICEガイドラインにおいても、年齢55歳と人種に応じてカルシウムチャンネル拮抗薬またはアンジオテンシン変換酵素阻害薬(または低価格のアンジオテンシンII受容体拮抗薬… ログインしてコンテンツへ 新規会員登録はこちら 医師 薬剤師 医学生 その他 医療関係者 記事全文がお読みいただけるようになるほか、ポイントプログラムにもご参加いただけます。 参考文献・参考サイトはこちら Webster R, et al. JAMA 2018;320:566-579. 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) 石川 讓治先生の他のコメント 食塩摂取量はどこまで減らせばいいのだろうか?(解説:石川讓治氏) (2023/12/27掲載) 起立性低血圧の有無で、積極的な降圧治療における心血管疾患発症や総死亡の抑制効果に違いはあるのか?(解説:石川讓治氏) (2023/11/03掲載) 急性虚血性脳梗塞に対する早期の降圧治療、発症8日目からの降圧治療開始との比較で90日後の死亡や神経学的後遺症に有意差なし(解説:石川讓治氏) (2023/11/02掲載) 持続性陽圧換気(CPAP)の心血管イベント再発予防に対する効果は、1日4時間以上装着できたアドヒアランス良好な患者において認められる(解説:石川讓治氏) (2023/10/24掲載) 高血圧に対するアルドステロン合成酵素阻害薬Lorundrostatの効果(解説:石川讓治氏) (2023/10/09掲載) 地域ぐるみでの食事を作る家族への減塩指導が食塩摂取量を減少させ血圧を低下させる(解説:石川讓治氏) (2023/10/06掲載) 脳出血患者の収縮期血圧を1時間以内に130~140mmHgにコントロールすると通常治療と比較して6ヵ月後の神経学的予後(modified Rankin Scale)が良い(解説:石川讓治氏) (2023/07/25掲載) 24時間平均血圧および夜間血圧は、診察室血圧よりも優れた総死亡のリスクマーカー なぜ夜間血圧は予後予測能が高いのか? 治療の対象なのか?(解説:石川讓治氏) (2023/05/30掲載) 降圧薬による血圧低下度に薬剤差、個人差があるのか?(解説:石川讓治氏) (2023/05/26掲載) 治療抵抗性高血圧に対するアルドステロン合成阻害薬baxdrostatの効果(解説:石川讓治氏) (2023/02/06掲載) 治療抵抗性高血圧に対する二重エンドセリン受容体拮抗薬の効果(解説:石川讓治氏) (2022/12/08掲載) 高齢者におけるポリピル(スタチン、ACE阻害薬、アスピリン)の使用が通常処方よりも心筋梗塞後の患者の予後を改善する(解説:石川讓治氏) (2022/10/12掲載) 地域一般住民におけるフレイルな高齢者に対する多因子介入が運動機能障害を予防する(解説:石川讓治氏) (2022/06/22掲載) 心不全患者における減塩は効果があるのか?(解説:石川讓治氏) (2022/05/17掲載) 降圧薬の第1選択としての4剤合剤(解説:石川讓治氏) (2021/10/08掲載) 代用塩(Salt substitute)の摂取と心血管イベントや死亡の減少(解説:石川讓治氏) (2021/10/08掲載) 治療抵抗性高血圧に対する超音波腎デナベーションの効果(解説:石川讓治氏) (2021/07/06掲載) 降圧治療と副作用:システマティックレビューおよびメタ解析(解説:石川讓治氏)-1370 (2021/04/05掲載) 家庭におけるオンラインでの血圧管理は血圧コントロール率を改善する(解説:石川讓治氏)-1358 (2021/02/24掲載) 降圧治療と認知症や認知機能障害の発症の関連―システマティックレビュー、メタ解析(解説:石川讓治氏)-1245 (2020/06/16掲載) 低LDLや低収縮期血圧と関連するgenetic variantsは生涯にわたる冠動脈疾患の低リスクと関連(解説:石川讓治氏)-1133 (2019/11/13掲載) 積極的降圧治療は通常の降圧治療よりも深部白質病変の増加を抑制するが、総脳容積の減少は大きい(解説:石川讓治氏)-1132 (2019/11/12掲載) 診察室血圧および24時間自由行動下血圧モニタリングにおける夜間血圧と予後-なぜ夜間血圧の予後予測能がいいのか?-(解説:石川讓治氏)-1131 (2019/11/11掲載) QRISK2スコアを用いた心血管リスク管理(解説:石川讓治氏)-1108 (2019/08/30掲載) 外来血圧から覚醒時自由行動下血圧を予測することは可能か?―真の血圧の探求(解説:石川讓治氏)-892 (2018/07/27掲載) 24時間自由行動下血圧は外来血圧よりも優れた予後予測指標である(解説:石川讓治氏)-863 (2018/06/04掲載) 降圧治療における家庭血圧測定の有効性(解説:石川讓治氏)-833 (2018/04/02掲載) その他の解説記事をみる J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)とは J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)は、臨床研究を適正に評価するために、必要な啓発・教育活動を行い、わが国の臨床研究の健全な発展に寄与することを目指しています。 本企画では、J-CLEARの活動の一環として、CareNet.comで報道された海外医学ニュース「ジャーナル四天王」に対し、臨床研究の適正な解釈を発信します。 詳しくはこちら このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 前糖尿病の肥満へのチルゼパチド、糖尿病発症リスク93%減/NEJM(2024/11/22) 生後2年間のデジタル介入で肥満リスク低下/JAMA(2024/11/22) BRCA1/2病的バリアント保持者における乳がん後の二次原発がんリスク/JCO(2024/11/22) 家庭内のインフル予防、手指衛生やマスクは効果ある?~メタ解析(2024/11/22) 統合失調症患者に対する抗精神病薬の投与経路変更の影響は〜メタ解析(2024/11/22) 「週末戦士」でも脳の健康に利点あり(2024/11/22) 減量薬のアクセス拡大が年4万人以上の米国人の命を救う可能性(2024/11/22) 抗てんかん薬の早期処方が認知症リスクの低さと関連(2024/11/22) [ あわせて読みたい ] Dr.岡の感染症プラチナレクチャー 市中感染症編(上下巻2枚組)(2018/10/15) Dr.岡の感染症プラチナレクチャー 市中感染症編(下巻)(2018/10/15) Dr.岡の感染症プラチナレクチャー 市中感染症編(上巻) (2018/10/15) あなたは医学論文を「読める」か?【Dr.倉原の“俺の本棚”】第10回(2018/10/12) 何もかも前代未聞な本【Dr.倉原の“俺の本棚”】第9回(2018/09/14) Dr.小松のとことん病歴ゼミ (2018/09/07) 買わないほうが“御法度”な医学書【Dr.倉原の“俺の本棚”】第8回(2018/08/15) 長門流 総合内科専門医試験MUST!2018 Vol.3(2018/08/07) 長門流 総合内科専門医試験MUST!2018 Vol.2(2018/08/07) 今、注目のエビデンス(2018/07/02)
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