虚血性下肢症状がPADの歩行運動療法には必要(解説:中澤 達 氏)-1389 提供元:臨床研究適正評価教育機構 ツイート 公開日:2021/05/13 企画協力J-CLEAR 本記事のコメンテーター 中澤 達( なかざわ たつ ) 氏 社会福祉法人 聖母会 聖母病院 院長 J-CLEAR評議員 オリジナルのニュース PADの歩行運動療法、低強度では有効性なし/JAMA(2021/04/15掲載) 末梢動脈疾患(PAD)患者への在宅歩行運動療法において、低強度の歩行運動は、高強度の歩行運動に比べ、12ヵ月後の6分間歩行距離の改善について有意に効果が低く、運動をしない場合と比べて有意な差はなかった。虚血性下肢症状を感じる強度の歩行運動療法でなければ側副血行の発達、または閉塞にもかかわらず還流されている筋肉の代償運動による歩行距離延長は望めないということであろう。そもそも、監視下歩行運動療法はその強… ログインしてコンテンツへ 新規会員登録はこちら 医師 薬剤師 医学生 その他 医療関係者 記事全文がお読みいただけるようになるほか、ポイントプログラムにもご参加いただけます。 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) 中澤 達先生の他のコメント 14年間追跡でもEVARの生存率に優位性なし(解説:中澤達氏)-1082 (2019/07/25掲載) 重症患者の薬物療法に間欠的空気圧迫法併用はVTE予防メリットなし(解説:中澤達氏)-1022 (2019/04/03掲載) 英国女性で腹部大動脈瘤(AAA)スクリーニングは無駄(解説:中澤達氏)-918 (2018/09/24掲載) 末梢静脈カテーテル留置は世界中で毎年20億回も行われている(解説:中澤達氏)-911 (2018/09/13掲載) “ウエアラブル活動モニターは有用か?”は仮説検証されていない(解説:中澤達氏)-899 (2018/08/14掲載) 腹部大動脈瘤スクリーニングは無益、では健診が有効な疾患は何か?(解説:中澤達氏)-894 (2018/07/30掲載) 新薬と旧薬の絶妙な組み合わせにより費用対効果を高める ~医療技術評価(HTA)の観点から(解説:中澤達氏)-866 (2018/06/07掲載) 下肢静脈瘤患者の深部静脈血栓症予防は必須か?(解説:中澤達氏)-861 (2018/05/31掲載) PAD患者の跛行症状にGM-CSF製剤を皮下注しますか?(解説:中澤達氏)-804 (2018/01/26掲載) 深部静脈血栓症、カテーテル血栓溶解療法併用の効果(解説:中澤達氏)-802 (2018/01/24掲載) 破裂性腹部大動脈瘤の血管内治療は死亡率・コストでも有利/「IMPROVE試験」3年評価(解説:中澤達氏)-782 (2017/12/15掲載) 複合血管スクリーニングで死亡リスク7%低下:VIVA試験(解説:中澤達氏)-747 (2017/10/18掲載) EVAR 1試験:腹部大動脈瘤ステントグラフトの有用性はまだ証明されない?(解説:中澤 達 氏)-616 (2016/11/25掲載) OCTAVIA試験:深部静脈血栓症後のストッキング圧迫療法は1年か、2年か?(解説:中澤 達 氏)-559 (2016/07/04掲載) 監視下運動療法と血管内治療の併用が効果的(解説:中澤 達 氏)-472 (2016/01/22掲載) 腹部大動脈瘤に対する血管内治療の長期成績は改善(解説:中澤 達 氏)-471 (2016/01/18掲載) 急性静脈血栓塞栓症(VTE)の治療戦略―4万5,000症例メタ解析(解説:中澤 達 氏)-267 (2014/10/29掲載) 術後患者の生存率は看護師の人数と学歴で改善できる(コメンテーター:中澤 達 氏)-CLEAR! ジャーナル四天王(189)より- (2014/03/31掲載) 破裂性腹部大動脈瘤に対する開腹手術 vs. 血管内修復術(コメンテーター:中澤 達 氏)-CLEAR! ジャーナル四天王(172)より- (2014/02/12掲載) 消化管手術の創合併症発症率は真皮縫合とステープラーで同等である(コメンテーター:中澤 達 氏)-CLEAR! ジャーナル四天王(156)より- (2013/12/04掲載) 中心静脈カテーテルの末梢静脈挿入は静脈血栓症のリスクとなるか?(コメンテーター:中澤 達 氏)-CLEAR! ジャーナル四天王(109)より- (2013/07/04掲載) 〔CLEAR! ジャーナル四天王(72)〕 腹部大動脈瘤の瘤径に応じた適切なサーベイランス間隔は? (2013/03/26掲載) その他の解説記事をみる J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)とは J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)は、臨床研究を適正に評価するために、必要な啓発・教育活動を行い、わが国の臨床研究の健全な発展に寄与することを目指しています。 本企画では、J-CLEARの活動の一環として、CareNet.comで報道された海外医学ニュース「ジャーナル四天王」に対し、臨床研究の適正な解釈を発信します。 詳しくはこちら このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 前糖尿病の肥満へのチルゼパチド、糖尿病発症リスク93%減/NEJM(2024/11/22) 生後2年間のデジタル介入で肥満リスク低下/JAMA(2024/11/22) BRCA1/2病的バリアント保持者における乳がん後の二次原発がんリスク/JCO(2024/11/22) 家庭内のインフル予防、手指衛生やマスクは効果ある?~メタ解析(2024/11/22) 統合失調症患者に対する抗精神病薬の投与経路変更の影響は〜メタ解析(2024/11/22) 「週末戦士」でも脳の健康に利点あり(2024/11/22) 減量薬のアクセス拡大が年4万人以上の米国人の命を救う可能性(2024/11/22) 抗てんかん薬の早期処方が認知症リスクの低さと関連(2024/11/22) [ あわせて読みたい ] 診療所の後継者は自分で育てる!が失敗してしまう理由とは?【ひつじ・ヤギ先生と学ぶ 医業承継キソの基礎 】第16回(2021/04/26) 総合内科専門医試験オールスターレクチャー 内分泌・代謝(2021/04/20) 総合内科専門医試験オールスターレクチャー 呼吸器(2021/04/20) この診療所を子供に継いでもらいたい…、がうまくいかない理由【ひつじ・ヤギ先生と学ぶ 医業承継キソの基礎 】第15回(2021/04/12) 書類仕事は苦手…、そんなこと言ってると痛い目に遭いますよ、という話【ひつじ・ヤギ先生と学ぶ 医業承継キソの基礎 】第14回(2021/03/22) 「手伝うよ」、開業時の家族サポートにありがちなワナ【ひつじ・ヤギ先生と学ぶ 医業承継キソの基礎 】第13回(2021/03/08) あなたに決めたけど破談もアリ!? 基本合意契約は「結納」だ【ひつじ・ヤギ先生と学ぶ 医業承継キソの基礎 】第12回(2021/02/22) 優秀だけど給与高く圧強め…、そのスタッフ雇用継続すべき?【ひつじ・ヤギ先生と学ぶ 医業承継キソの基礎 】第11回(2021/02/08) 診療所の後継者探し、自分だけで「質」と「量」確保できますか?【ひつじ・ヤギ先生と学ぶ 医業承継キソの基礎 】第10回(2021/01/25) 開業or離婚!?人生の分かれ道は夫婦の分かれ道【ひつじ・ヤギ先生と学ぶ 医業承継キソの基礎 】第9回(2021/01/11)