べーリンガーインゲルハイムは2015年7月2日、1日1回吸入のCOPD治療薬チオトロピウム+オロダテロール配合剤(製品名:Spiolto Respimat)が、慢性閉塞性肺疾患(COPD)成人患者の症状緩和を適応として、欧州で承認を取得したことを発表した。
主要な検証試験においてチオトロピウム+オロダテロール配合剤群は、チオトロピウム群に比べ、呼吸機能、息切れ、QOL、レスキュー薬の使用に有意に改善することが示されている。
チオトロピウム+オロダテロール配合剤は、レスピマットソフトミスト吸入器を用いて1日1回吸入する開発中の新規薬剤。日本では未承認である。
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(ケアネット 細田 雅之)