9月1日、ジェンザイム・ジャパン株式会社はゴーシェ病経口治療薬「サデルガカプセル100mg」(一般名:エリグルスタット酒石酸塩、以下サデルガ)を発売した。
サデルガはゴーシェ病に対する日本で初めての経口治療薬である。ゴーシェ病の原因である糖脂質(グルコシルセラミド)の合成を抑制することで、ゴーシェ病の症状である貧血、血小板減少症、肝脾腫、骨症状などの改善が期待できる。
なお、本剤は主に薬物代謝酵素チトクローム P450 2D6(以下、CYP2D6)で代謝される。CYP2D6遺伝子には多型が存在し、遺伝子型ごとにサデルガの用法・用量が異なる。そのため、本剤投与前にCYP2D6の遺伝子型を確認する必要がある点に注意すべきである。
ジェンザイム・ジャパンのプレスリリースはこちら。
関連医療ニュース
ゴーシェ病初の経口薬 サデルガ製造販売承認
(ケアネット 中野敬子)