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エベロリムス、VEGF標的治療薬が無効となった進行性腎がんの治療薬としてEUで承認

スイス・ノバルティス社は6日(現地時間)、欧州委員会(EC)より、エベロリムス(欧州/米国での製品名「Afinitor」)が、血管内皮増殖因子(VEGF)を標的とする分子標的薬による治療中あるいは治療後にがんが進行した進行性腎細胞がん(RCC)の患者に対する治療薬として承認されたと発表した。

がん抑制遺伝子がiPS細胞の形成を阻害―英国科学誌 Natureに発表―

アステラス製薬株式会社は10日、京都大学(生命科学系キャリアパス形成ユニット)の川村晃久特定助教 と 同社研究本部分子医学研究所の鈴木丈太郎主任研究員らは、米国ソーク研究所(Salk Institute for Biological Studies)のGene Expression Laboratory(Juan Carlos Izpisúa Belmonte(教授)およびGeoffrey M. Wahl(教授))のグループと共に、p53と呼ばれるがん抑制遺伝子がiPS細胞の形成を阻害していることを見出し、同日のNatureオンライン版に掲載されたと発表した。

全国1,200人の「心臓病」と「心臓病危険因子」に関する意識は?

ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社メディカルカンパニーは7日、8月10日の「健康ハートの日」に向け、全国の男女 1,200名(20~70歳代)を対象に行った、「心臓に関する意識」調査の結果を発表した。この調査は今年で4回目で、3年前と比べ、三大疾病の中での「心筋梗塞」への関心の伸び率が最も高いことがわかり、また、大きな病気にかかった時に一番心配なこととして「お金」と回答した人が約3割(29.8%)と最も高いことがわかったという。

開発中のBIBW 2992、EGFR感受性変異を有する非小細胞肺がん患者を対象に一次治療での第III相試験開始

ドイツ・ベーリンガーインゲルハイム社は3日、米国/サンフランシスコで実施された第13回世界肺がん学会で、開発中の抗がん剤BIBW 2992(海外での予定製品名:TOVOK)について、上皮成長因子受容体(EGFR)感受性変異を有する非小細胞肺がん(NSCLC)患者を対象に、一次治療での第III相試験を開始すると発表した。BIBW 2992はEGFRとHER2(ヒト上皮受容体)の両チロシンキナーゼを不可逆的に阻害する初の経口投与製剤で、NSCLCの適応取得を目的として第III相試験を進めることになった初めての薬剤。