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「ミカルディス」にCHMPが追加適応を推奨

ドイツベーリンガーインゲルハイム社は23日(現地時間)、欧州医薬品審査庁(EMEA)の諮問機関、欧州医薬品評価委員会(CHMP)が、同社のアンジオテンシンII受容体拮抗薬ミカルディス(一般名:テルミサルタン)について「I.アテローム性動脈硬化性疾患(冠動脈心疾患、脳卒中、閉塞性動脈硬化症)または、II.臓器障害を合併する糖尿病 を有する患者での心血管死の減少」との追加適応を推奨したことを発表した。

「エパデール」が糖代謝異常症例において冠動脈イベントを抑制する JELIS試験解析結果が『Atherosclerosis』に掲載

持田製薬株式会社は26日、高脂血症、閉塞性動脈硬化症治療剤である「エパデール」(一般名:イコサペント酸エチル、EPA)の高脂血症患者を対象とした大規模臨床試験「JELIS」において、エパデールが糖代謝異常を有する患者の冠動脈イベントを有意に抑制するとの結果が得られたと発表した。解析結果は、欧州動脈硬化学会の機関誌『Atherosclerosis』(アテロスクレローシス)に掲載されている。

子宮頸がん予防ワクチン「サーバリックス」 米FDAから承認取得

英グラクソ・スミスクラインplcは10月16日(現地時間)、米国食品医薬品局(FDA)から、子宮頸がん予防ワクチン「サーバリックス」について、ヒトパピローマウイルス(HPV)16型および18型に起因する子宮頸がんおよびその前駆病変の予防に対して承認を取得したと発表した。このワクチンは、10~25歳の女性が対象となる。

新型インフルで医療現場は患者6割増 受診控えの悪影響も

病院検索サイトQLife(http://www.qlife.jp/)を運営する株式会社QLifeが行った、新型インフルエンザ流行が、医療機関の現場にどのような影響を及ぼしているかの緊急アンケート調査によると国民は混乱して医療機関に殺到し、患者数は6割増え、医師への必要以上の要求が増し、発症数以上に診療現場の仕事が増えていることが報告された。また3割の医療機関では、他疾患の患者が「受診控え」する悪影響も出ているという。

NEC、マサチューセッツ総合病院と病理画像診断支援システムのプロトタイプを開発・共同臨床実験を開始

NECは22日、ハーバード大学関連病院「マサチューセッツ総合病院(Massachusetts General Hospital, 所在地:ボストン、以下 MGH)」の協力を得て、乳腺組織を対象とした「病理画像診断支援システム」を開発し、MGHに同システムのプロトタイプを納入、同病院の臨床サンプルを用いた共同臨床実験を10月より開始したと発表した。

活性型ビタミンD3誘導体エルデカルシトールの製造販売承認申請へ

中外製薬株式会社および大正製薬株式会社は22日、中外製薬が創製し両社で骨粗鬆症を予定適応症として共同開発を行ってきた活性型ビタミンD3誘導体(一般名:エルデカルシトール、中外製薬開発コード「ED-71」、大正製薬開発コード「CT-081」)について、中外製薬が製造販売承認申請を厚生労働省に行ったと発表した。

タシグナ、慢性骨髄性白血病の一次治療薬として、グリベックとの直接比較試験で主要評価項目を達成

ノバルティス ファーマ株式会社は21日、「タシグナ」(一般名:ニロチニブ塩酸塩水和物)が、同社の画期的な医薬品である「グリベック」(一般名:イマチニブメシル酸塩)との初の直接比較試験で、主要評価項目においてより良好な治療効果を示したことを発表した。新たに慢性期のフィラデルフィア染色体陽性の慢性骨髄性白血病(Ph+CML)と診断された成人患者さんの一次治療薬として投与した場合、タシグナは、グリベックに比べ、より早く、かつ優れた効果が認められ、また良好な忍容性が見られたという。

大幸薬品『二酸化塩素スプレー』の蚊に対する忌避作用について共同発表

大幸薬品株式会社は20日、自治医科大学 医動物学 松岡裕之教授と共同研究を行い、17日に東京で開催された「日本衛生動物学会東日本支部会」(主催:日本衛生動物学会)にて「二酸化塩素スプレーの蚊に対する忌避作用について」という演題で、二酸化塩素スプレーがハマダラカに対し、忌避作用とマラリアの発症率について共同発表したと報告した。

アンジオテンシンII受容体拮抗薬「ミカルディス」FDAより適応追加を取得

ドイツ・ベーリンガーインゲルハイムは20日(現地時間)、米国食品医薬品局(FDA)より、同社のアンジオテンシンII受容体拮抗薬ミカルディス(一般名:テルミサルタン)について、「55歳以上の心血管イベント高リスク患者における心筋梗塞、脳卒中、心血管死のリスク減少」の適応追加の承認を取得したと発表した。